住宅ローンの相談をしていると、
「年収が高ければ住宅ローンは通りますか?」
という質問をよくいただきます。
しかし実際には、
銀行は年収だけで審査しているわけではありません。
銀行が見ているのは、
「35年間きちんと返済できる人かどうか」です。
そのため、さまざまな項目を総合的に判断しています。
① 年収
まず確認されるのが年収です。
当然ながら年収が高いほど有利になります。
しかし、年収だけで審査が決まるわけではありません。
例えば、年収700万円でも審査に苦戦する方がいます。
反対に、年収500万円でも問題なく借りられる方もいます。
銀行が見ているのは、
年収の金額だけではなく、
返済とのバランスです。
② 勤務先
勤務先も重要なポイントです。
例えば、
- 公務員
- 上場企業
- 大手企業
などは安定性が高いと判断される傾向があります。
一方、設立間もない会社や転職直後の場合は、
慎重に見られることがあります。
③ 勤続年数
一般的には、勤続年数が長い方が有利です。
銀行は、「今後も安定して働き続けられるか」
を確認しています。
特に転職後1年未満の場合は、
審査条件が厳しくなることがあります。
④ 他の借入状況
銀行は住宅ローンだけを見ているわけではありません。
例えば、
- カーローン
- 教育ローン
- フリーローン
- カードローン
- リボ払い
なども確認します。
借入が多いほど、住宅ローンに回せる余裕が少ないと判断されます。
⑤ 信用情報
ここが非常に重要です。
銀行は信用情報機関を通じて、過去の支払い状況を確認します。
例えば、
- クレジットカード延滞
- 携帯電話端末代の滞納
- ローン返済遅延
などが記録されている場合があります。
「一度くらい大丈夫だろう」
と思っていても、
住宅ローン審査では大きな影響になることがあります。
⑥ 健康状態
住宅ローンでは、
多くの場合、団体信用生命保険(団信)への加入が必要です。
そのため、病歴や現在の健康状態も確認されます。
最近は、ワイド団信などもありますので、
健康上の理由だけで諦める必要はありません。
⑦ 家族構成
銀行によっては、
家族構成や生活状況も考慮します。
子どもの人数や将来の支出なども、
返済能力の判断材料になる場合があります。
実は一番見ているもの
銀行が本当に見ているのは、
年収でも勤務先でもありません。
「この人は約束通り返済する人か」です。
住宅ローンは数千万円という大きなお金です。
だからこそ銀行は、
これまでのお金の使い方や支払い履歴を重視しています。
俺流ポイント
私はお客様に、
住宅ローン審査を通すことを目的にしてほしくありません。
なぜなら、
審査に通ることと、
幸せに返済できることは全く別だからです。
銀行は「貸せるか」を判断します。
しかし、
家づくりで本当に大切なのは
「返し続けられるか」
です。
住宅ローンで後悔する人は、
審査通過をゴールにしています。
後悔しない人は、
35年後の暮らしをゴールにしています。
私は、住宅ローン審査に通ることよりも、
家を建てた後も家族が笑顔で暮らせる計画の方が大切だと思っています。










