自社検査について

なぜ今、自社検査を行うのか!!!

日本の建築基準法は曖昧で、規定が明確ではない部分多くあります。例えば建築基準法において断熱についての規定はありません。したがって断熱材が無いもしくは薄くても違法とは言えせん。ただし住宅金融支援機構で融資を受ける場合は、機構の基準に従った仕様でなければなりません。それは地域に応じて断熱材の厚みや仕様が決められていますので、それに従うことが求められます。それらのことからデザインハウス甲府では、「住宅金融支援機構[フラット35対応] 枠組壁工法住宅工事仕様書」を元に自社検査を行っています。

自社検査 道具の紹介

サーモグラフィー FLIRC2 断熱検査

サーモカメラでの写真です。この写真はわざと断熱材を欠損させています。真ん中に比べて青くなっています。木の部分も同様です。もちろん現場でこんな断熱欠損は起きないです。

こちらは、普通の写真です。

水分計 躯体検査

強度の低下、乾燥後の収縮による変形、シロアリ被害の増加、カビの発生を防ぐため施工前に構造躯体床合板の含水量が15%以下かを確認しています。

デプスメーター 躯体検査

外壁下張りの釘のピッチはメーカー仕様の壁倍率通りに施工する。
例:ノボパン工業製 壁倍率3.0 CN50(緑)外周部100mm 中間部200mm

外壁下張りの釘デプスゲージにてめり込み具合2mm以内か確認する。※2㎜以上めり込んでいると、釘の効果がないため

水準器 土台検査

水準器を使用し、土台の水平確認をする。天端レベルに合わせて調整パッキンを使用する。
屋根の勾配、ベランダの勾配が図面の通り適切にとれているか確認を行う。

主な検査について

1、基礎・配筋

例・床下防湿処理のための防湿シートに破れがないか・防湿シートの重ね幅が150㎜以上とれているか・鉄筋継手定着の長さは40d以上とれているか・コンクリートかぶり厚60㎜以上確保できているか・鉄筋が重なりすぎていないか・スリーブと鉄筋との間隔30㎜以上・コンクリート打設後の立ち上がり高さ、幅の確認

2、構造・躯体

例 ・土台アンカーボルト位置、間隔の確認・アンカーボルト首の出150㎜以下か・基礎パッキン気密パッキン土台に隙間がないか・土台大引束の間隔と圧着の確認。・床下張り材の釘打ちピッチの確認・外壁下張り釘の有無とピッチとめり込みの確認・構造金物が適切な種類、位置あるか・石膏ボード壁天井釘打ちピッチ確認・石膏ボード同士の空き間隔の確認・屋根下張りの釘打ちピッチ・屋根外し釘のチェック・ルーフィング施工の有無と重ね代の確認・軒裏換気の有無と通気層の確認

3、断熱

例・壁 天井に図面通りの断熱材が使用されているか確認・断熱材に隙間 欠損 施工不良がないか確認・防湿層(気密シート)の重ね代確認

4、外装下地

例・サッシ先張り防水シートの有無・サッシ周りへの適切な防水テープ措置・外壁防水紙の重ね代ステープル間隔確認・サッシ開口部まわり防水紙の貼り方の確認・土台水切り 雨押えに防水紙端部に密着しているか・貫通部の防水措置が適切か確認・貫通パイプの勾配確認(室内への水の侵入を防ぐため)・バルコニー防水の有無・排水ドレンの有無と位置の確認・バルコニー防水の立ち上がり確認

5、外壁

例・目地通り 不陸 目違いがないか確認・サイディングと土台水切り間隔確認・サイディング釘止めのタッチアップ施工

6、仕上げ

例・基礎ガード塗装確認・基礎配管部へのコーキング確認・室内換気設備の有無・給湯設備の有無・照明設備コンセントの有無・キッチン施工の有無・浴室設備の有無・洗面設備の有無・トイレ設置の有無・床下、天井点検口の有無・住宅用防災機器の有無・太陽光の有無・エアコン、物干し、カーテン、下駄箱、可動棚の有無・クロス工事の際のビス頭へのパテ処理の有無・建具、床材、外壁などに傷がないかのチェック・残材、工事看板、仮説トイレ、仮説電気撤去の確認

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