Q. 車購入と住宅購入どちらを優先?
A. 住宅購入を考えているなら、原則として住宅ローン審査を先にします。先にカーローンを組むと、住宅ローンの借入可能額が大きく下がる可能性があります。
車が必要でも、住宅ローンの事前審査から融資実行までは、買い替えを待てるか検討します。
特に避けたいのは、住宅ローン審査の直前に高額なカーローンを組むことです。
カーローンも住宅ローン審査に入る
住宅ローン審査では、住宅ローンだけでなく、ほかの借入返済も確認されます。
- カーローン
- 教育ローン
- カードローン
- リボ払い
- クレジットカードの分割払い
- スマートフォンなどの割賦
フラット35でも、自動車ローンなどを含むすべての借入れについて、年収に対する年間返済額の割合を確認します。フラット35の利用条件
車300万円をローンで買った場合
300万円を金利年3%、5年返済で借りると、毎月返済は概算で約5万4,000円です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| カーローン | 月約5万4,000円 |
| 住宅ローン | 月10万円 |
| 合計返済 | 月約15万4,000円 |
額面月収40万円なら、2つのローンだけで約38.5%です。
さらに固定資産税、保険、修繕費、教育費が加わります。
住宅ローン3,000万円、金利年1.5%、35年返済なら月約9万2,000円です。カーローン月5万4,000円は、単純な毎月返済額では住宅ローン約1,700万円分に相当します。
実際の審査計算は金融機関ごとに異なりますが、車のローンが住宅借入額へ大きく影響することは理解しておくべきです。
車を現金で買えばよい?
カーローンを避けるために、預貯金を使い切るのも危険です。
たとえば、預貯金500万円から300万円の車を現金購入すると、残りは200万円です。
そこから住宅購入の諸費用、引越し、家具家電を払えば、現金がほとんど残りません。
車を現金で買う場合も、住宅購入後に次のお金を残します。
- 生活維持費6か月分
- 家具家電費
- 引越し費用
- 1年以内の教育費
- 住宅の緊急予備費
現金が不足するなら、車の価格を下げる、購入時期を遅らせる、今の車を延命する方法を検討します。
私ならこの順番にする
- 住宅取得総額を決める
- 住宅ローンの事前審査を受ける
- 土地・建物・諸費用を確定する
- 住宅ローン融資を実行する
- 購入後の家計を確認する
- 残った予算で車を選ぶ
住宅ローン審査中から融資実行までは、新しい借入や分割払いを増やさないことが基本です。
事前審査後にカーローンを組むと、本審査や融資実行前の確認で条件が変わる可能性があります。必要なら、必ず住宅ローンの金融機関へ事前相談してください。
車を先に買ってもよい場合
次のような場合は、車を優先する選択もあります。
- 通勤や事業に車が不可欠
- 現在の車が故障し、安全に走れない
- 住宅購入が3年以上先
- 車購入後も十分な現金が残る
- カーローンを含めても住宅予算に余裕がある
- 車の購入価格を抑えられる
生活に必要な車まで我慢する必要はありません。
ただし、住宅購入予定を販売店や金融機関に伝え、住宅ローンへの影響を確認します。
車の維持費も住宅予算に入れる
車は購入費だけでは終わりません。
- 自動車税
- 自動車保険
- 車検
- ガソリン
- タイヤ
- 整備・修理
- 駐車場
- 将来の買い替え
車1台に年間40万~60万円、2台なら年間80万~120万円かかる家庭もあります。
住宅ローンが払えても、車の買い替えを毎回ローンに頼るなら、住宅予算が高すぎる可能性があります。
俺流結論
車と住宅なら、原則として住宅ローン審査を先にします。
先に高額なカーローンを組むと、住宅ローンの借入可能額が下がり、希望する家が建てられなくなる可能性があります。
しかし、車を現金で買って貯金を使い切るのも危険です。
私なら、今の車をできるだけ延命し、住宅取得総額とローンを確定させた後、残った家計余力で車を選びます。
家も車も、買える金額ではなく、教育費と老後資金を守りながら維持できる金額で決めます。










