解体工事で地中から古い基礎や瓦が出てきたらどうなりますか?追加費用は誰が負担するのでしょうか?
Q
72歳です。築50年の実家を建て替える予定です。知人から「解体したら地中から昔の基礎や瓦が出てきて、追加で50万円かかった」と聞きました。本当にそんなことがあるのでしょうか?追加費用を防ぐ方法はありますか?
結論
はい。古い住宅では、解体後に地中障害物(埋設物)が見つかることは珍しくありません。
代表的なものは、
- 古い建物の基礎
- コンクリートガラ
- 瓦
- レンガ
- 浄化槽
- 古い井戸
- 廃材
- 大きな石
などです。
これらは見積もり時には確認できないことが多いため、追加費用が発生する可能性があります。
地中障害物とは?
地中障害物とは、
地面の中に埋まっている不要物のことです。
昔は、
解体した建物の基礎や瓦を、
そのまま埋め戻していた時代もありました。
そのため、
古い住宅ほど見つかる可能性があります。
よく見つかるもの
例えば、
- 昔の基礎コンクリート
- コンクリートブロック
- 瓦
- 焼却炉
- 古い浄化槽
- 古井戸
- 配管
- 大きな庭石
などがあります。
追加費用の目安
内容によって大きく異なりますが、
例えば、
- コンクリートガラ撤去:5万〜20万円程度
- 古い基礎撤去:10万〜30万円程度
- 古井戸撤去:10万〜30万円程度
- 浄化槽撤去:10万〜40万円程度
- 大量の埋設物:50万〜100万円以上
となるケースもあります。
誰が負担する?
一般的には、
土地所有者(施主)
が負担することが多くなります。
なぜなら、
見積もり時には確認できないため、
契約書でも
「地中障害物は別途協議」
となっているケースが一般的です。
契約前に必ず確認しましょう。
追加費用を防ぐ方法
完全に防ぐことは難しいですが、
次の方法があります。
① 古い図面を確認
以前の建物配置が分かることがあります。
② 地歴調査
土地利用履歴を調べます。
工場跡地などでは特に重要です。
③ 契約内容を確認
「追加工事」
の条件を確認しましょう。
④ 写真付き報告を依頼
障害物が出た場合は、
写真を撮ってもらい、
説明を受けましょう。
地盤調査との違い
よく間違われますが、
地盤調査では、
地中障害物がすべて分かるわけではありません。
地盤調査は、
地耐力を調べるための調査です。
埋設物は、
解体後に初めて分かることもあります。
シニア世代が確認したいこと
住宅会社へは、
次のように質問しましょう。
- 地中障害物は別途ですか?
- 契約書へ記載がありますか?
- 写真で説明してもらえますか?
- 処分費はいくらですか?
- 地盤調査はいつ行いますか?
シニア世代におすすめの住宅性能
建て替えでは、
土地だけではなく、
住宅性能も重要です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 長期優良住宅
土地も建物も、
安心して次の世代へ引き継げます。
法律・制度の根拠
地中障害物について特別な法律はありませんが、
契約上は、
民法(請負契約)
および
建設業法
などが関係します。
また、
廃棄物処分は、
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
に従って適切に処理する必要があります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
築40〜50年以上の住宅では、
地中障害物が見つかることがあります。
そのため私たちは、
見積もり時に、
「追加工事になる可能性があります」
と事前にご説明しています。
また、
障害物が出た場合は、
必ず、
- 写真撮影
- お客様へ説明
- 見積書提出
を行い、
勝手に工事を進めることはありません。
さらに、
新しい住宅では、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
をご提案しています。
建て替えでは、地面の下は見えません。
だからこそ、
「追加費用が出るかもしれない」ことまで事前に説明してくれる住宅会社を選ぶことが、後悔しない家づくりにつながります。










