昔、工場やガソリンスタンドが近くにあった土地ですが、土壌汚染の調査は必要ですか?
Q
55歳です。実家を建て替える予定ですが、近所の方から「昔、このあたりには工場やガソリンスタンドがあった」と聞きました。土壌汚染が心配ですが、調査は必要でしょうか?費用や建て替えへの影響も教えてください。
結論
一般的な住宅地では、建て替えのたびに土壌汚染調査を行う必要はありません。
しかし、
次のような土地では、
事前に調査を検討する価値があります。
- 昔、工場だった土地
- ガソリンスタンド跡地
- クリーニング工場跡地
- メッキ工場跡地
- 廃棄物処理場跡地
- 農薬や薬品を大量に使用していた土地
「昔何が建っていたか」を調べることが最初のステップです。
土壌汚染とは?
土壌汚染とは、
土地の中に、
- 重金属
- 油分
- 有害物質
などが残っている状態です。
住宅を建てる際には、
健康や地下水への影響が問題になることがあります。
住宅地でも起こる?
可能性はあります。
例えば、
昔、
- 自動車整備工場
- ガソリンスタンド
- 印刷工場
- 染色工場
などだった土地では、
注意が必要です
まず行うのは「地歴調査」
いきなり土を掘るのではなく、
最初に、
地歴調査
を行います。
例えば、
- 古い住宅地図
- 登記記録
- 航空写真
- 自治体資料
などから、
土地利用の履歴を確認します。
費用も比較的抑えられます。
土壌調査が必要になるケース
地歴調査の結果、
汚染の可能性がある場合は、
土壌を採取して分析します。
調査費用は、
調査範囲や分析項目によって大きく異なります。
費用の目安
地歴調査
5万~20万円程度
土壌調査
20万~100万円程度
土壌改良・除去
汚染内容によっては、
数百万円以上
かかるケースもあります。
建て替えできなくなる?
汚染が見つかったからといって、
必ず建て替えできなくなるわけではありません。
状況に応じて、
- 土壌の入れ替え
- 封じ込め
- 行政への届出
などの対応を行い、
建築できるケースもあります。
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
建て替え前に、
次の質問をしましょう。
- 地歴調査は必要ですか?
- 昔の土地利用は調べましたか?
- 土壌調査が必要ですか?
- 地盤調査と土壌調査は違いますか?
- 汚染が見つかったらどう対応しますか?
地盤調査との違い
よく間違われますが、
地盤調査
建物を支える強さを調べます。
土壌調査
有害物質の有無を調べます。
目的が全く違います。
シニア世代におすすめの住宅性能
土地の安全が確認できたら、
住宅性能も重視しましょう。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
健康で安心して暮らせる住まいになります。
法律・制度の根拠
土壌汚染については、
土壌汚染対策法
に基づき調査や対策が行われます。
ただし、
個人住宅の建て替えでは、
法律上必ず調査が義務付けられるわけではありません。
一方で、
一定規模以上の土地や、
有害物質使用特定施設があった土地では、
届出や調査義務が発生する場合があります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県では、
一般的な住宅地で土壌汚染が問題になるケースは多くありません。
しかし、
昔の工場跡地や事業用地では、
事前確認が重要です。
私たちは、
建て替え前に、
- 土地の履歴
- 地盤
- 境界
- 法規制
まで確認し、
必要があれば専門機関と連携して調査をご提案しています。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
安全な土地に、安全な住まいをご提供しています。
建て替えでは、「家の性能」だけではなく、「土地の安全性」も同じくらい重要です。
不安がある場合は、
「調査が必要かどうか」を最初に相談することが、安心して家づくりを進める第一歩になります。










