二世帯住宅で親世帯と子世帯の生活リズムが違います。音が気にならない家にするにはどうすればいいですか?
Q
55歳です。実家を建て替えて二世帯住宅にする予定です。親は夜9時頃には寝ますが、私たち夫婦は仕事の都合で帰宅が遅く、子どもも夜まで起きています。生活リズムが違うので、足音や生活音でお互いにストレスにならないか心配です。どんな防音対策をすれば良いでしょうか?
結論
二世帯住宅で最も多いトラブルは、「音」の問題です。
そのため、
建材よりも「間取り」で防音対策を考えることが重要です。
おすすめは、
- 寝室同士を離す
- 水回りを重ねない
- 階段位置を工夫する
- 防音性能の高い床・壁を採用する
ことです。
建ててから改善するのは難しいため、設計段階で対策しておきましょう。
一番多いのは「足音」
二世帯住宅で最も多いご相談は、
2階を歩く音です。
例えば、
- 深夜の帰宅
- 子どもが走る音
- 掃除機
- 椅子を引く音
などが気になることがあります。
寝室を上下に重ねない
おすすめは、
親世帯の寝室の真上に、
子世帯のリビングや子ども部屋を配置しないことです。
例えば、
収納や廊下を間に入れるだけでも、
音は軽減しやすくなります。
水回りも工夫する
夜中の、
- トイレ
- シャワー
- 洗濯機
なども意外と音が伝わります。
できるだけ、
水回り同士を近づける配置がおすすめです。
床の防音対策
例えば、
- 遮音マット
- 防音フローリング
- 二重床
などを採用すると、
足音を軽減できます。
壁の防音対策
親世帯・子世帯の間の壁には、
- 高性能グラスウール
- ロックウール
- 遮音シート
などを組み合わせる方法があります。
ドアも重要
防音ドアや、
気密性の高い建具を採用すると、
生活音が伝わりにくくなります。
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
建て替え前に、
次の質問をしましょう。
- 防音対策はしていますか?
- 床の遮音性能は?
- 寝室配置は大丈夫ですか?
- 水回り配置は?
- 二世帯住宅の施工実績はありますか?
二世帯住宅だからこそおすすめの住宅性能
音だけでなく、
快適性も大切です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
高気密・高断熱住宅は、
外部騒音だけでなく、
室内の音環境にも良い影響があります。
法律・制度の根拠
住宅の防音性能について、
一般住宅に義務付けられた遮音基準はありません。
一方、
住宅性能表示制度では、
音環境に関する評価項目があります。
また、
建築基準法では、
住宅の安全性や構造について基準が定められています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
二世帯住宅のご相談では、
「生活時間が違うので音が心配です。」
というご相談をよくいただきます。
私たちは、
二世帯住宅では、
設備や防音材だけではなく、
間取りそのものを工夫することを大切にしています。
例えば、
- 寝室の配置
- 水回りの位置
- 階段の場所
- 収納の配置
まで考え、
音が伝わりにくい設計をご提案しています。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
静かで快適な住まいづくりを行っています。
二世帯住宅では、「音をなくす」ことは難しくても、「音が気にならない設計」はできます。
家族みんなが気持ちよく暮らすためには、
防音材よりも、最初の間取り計画が一番大切だと私たちは考えています。










