「仮住まいへの引越し」と「新居への引越し」の2回分の費用を抑える方法はありますか?
結論:荷物を減らし、2回分を同じ会社へまとめて見積もることが効果的です
建て替えでは、通常の新築と違い、引っ越しが2回必要です。
- 現在の自宅から仮住まいへ移る
- 仮住まいから完成した新居へ移る
さらに、仮住まいへ持ち込めない家具や家電があれば、トランクルームなどの保管費用も発生します。
「引っ越し代10万円程度」と1回分だけ計上すると、総額が数十万円不足する可能性があります。
建て替えで必要になる費用
引っ越し料金以外にも、次の費用を見込む必要があります。
- 2回分の引っ越し料金
- 荷造り・荷ほどき費用
- 不用品処分費
- 家具や家電の一時保管費
- エアコンの移設・処分費
- ピアノなど特殊荷物の運搬費
- 仮住まいの敷金・礼金・仲介手数料
- 保証会社利用料
- 火災保険料
- インターネットの移転・開通費
- 工期延長による家賃と保管料
建て替え総額には、引っ越しだけでなく仮住まいの初期費用まで含める必要があります。
どの程度の予算を見ればよい?
料金は、家族人数、荷物量、移動距離、時期によって大きく変わります。
例えば、1回の引っ越しが12万円なら、2回で24万円です。さらに荷物保管が月2万円で8か月なら16万円となり、合計40万円になります。
ここへ不用品処分やエアコン工事などが加われば、50万円を超えることもあります。
特に3~4月は引っ越し依頼が集中し、料金が上がりやすい時期です。可能であれば、この時期に解体開始や完成引き渡しが重ならないよう調整します。
最も効果が大きいのは荷物を減らすこと
引っ越し料金は、トラックの大きさ、作業員数、作業時間に影響されます。
建て替え前に、次の物を整理してください。
- 新居で使わない大型家具
- 古い家電
- 長年着ていない衣類
- 使っていない食器
- 押し入れに眠っている布団
- 物置や庭にある不要品
- 子どもが独立した後の荷物
不要品を仮住まいへ運び、数か月後に新居へ再び運ぶのは、処分する物に2回分の運送費を払うことになります。
新居の収納寸法と家具配置を先に決め、使わない物は解体前に処分する方が合理的です。
同じ引っ越し会社へ2回分を依頼する
仮住まいへの移動と新居への移動を同じ会社へ依頼すると、まとめて提案を受けられることがあります。
見積もりでは、次の3パターンを比較します。
- 2回とも同じ会社へ依頼
- 1回ごとに最も安い会社へ依頼
- 引っ越しと荷物保管を一括で依頼
同じ会社だから必ず安くなるとは限りません。少なくとも2~3社から、同じ条件で見積もりを取ることが重要です。
見積書には、
- 1回目と2回目の料金
- 荷物保管料
- 搬入・搬出費
- 梱包資材
- エアコン工事
- 土日・時間指定の追加料金
- 工期延長時の保管料
を分けて記載してもらいます。
仮住まいへ持っていく物を分ける
荷物は、最初から3種類に分類すると効率的です。
仮住まいで使う物
衣類、寝具、調理器具、日用品など、数か月の生活に必要な物です。
新居まで保管する物
季節外の衣類、思い出の品、新居で使う家具などです。
処分する物
壊れた家具、古い家電、使わない物です。
保管品の段ボールには「新居まで開封不要」と記載しておくと、仮住まいでの荷ほどきと再梱包を減らせます。
仮住まいの広さだけで決めない
荷物を全部持ち込める広い仮住まいを借りれば、トランクルーム代を抑えられる可能性があります。
一方、広い物件は家賃や初期費用が高くなります。
次の2案を比較してください。
- 広い仮住まいの家賃
- 小さな仮住まいの家賃+荷物保管料
仮住まい期間が8か月なら、家賃が月3万円違うだけで24万円の差になります。
家賃、初期費用、保管料、運搬費を合計して判断します。
新居用の家具は完成後に購入する
建て替えを機に家具や家電を買い替える場合、仮住まい中に購入すると保管や再運搬が必要になります。
可能であれば、
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- ベッド
- ダイニングセット
- ソファ
- テレビ
などは、新居完成後に直接配送してもらいます。
ただし、搬入経路、コンセント、給排水位置、設置寸法を図面上で確認してから注文してください。
工期延長も想定する
新居への引っ越し日は、完成予定日だけで決めてはいけません。
完了検査、登記、住宅ローン実行、手直しなどによって、実際に入居できる日がずれることがあります。
工期が延びると、
- 仮住まい家賃
- トランクルーム代
- 引っ越し日の変更費用
- インターネット工事の再調整
が発生します。
引っ越し予約前に、住宅会社へ「荷物を搬入できる確定日はいつか」を確認してください。日程変更時の条件も、引っ越し会社の見積書と約款で確認します。
費用を抑える7つの方法
- 解体前に不用品を処分する
- 2回分をまとめて相見積もりする
- 平日や時間指定なしの便を検討する
- 可能なら3~4月を避ける
- 保管品は仮住まいで開封しない
- 新しい家具・家電は新居へ直接配送する
- 仮住まい家賃と保管料を合計して比較する
デザインハウス甲府の考え方
建て替え費用は、建物と解体費だけではありません。
- 仮住まいへの引っ越し
- 新居への引っ越し
- 仮住まいの初期費用と家賃
- 荷物保管
- 不用品処分
- 工期延長時の予備費
まで含めて総額を出す必要があります。
広告の建物価格だけで資金計画を立てると、着工後に現金が不足します。
引っ越し代を抑える最大の方法は、安い会社を探すことだけではありません。新居に持ち込む物を建て替え前に決め、不要な物を2回運ばないことです。
特に50代・60代の建て替えでは、費用だけでなく、荷造りと荷ほどきの体力的な負担まで考えて計画してください。










