第二種換気とは?
私は住宅会社を経営していますが、
換気の話をすると、
第一種換気。
第三種換気。
はよく聞かれます。
しかし、
第二種換気って何ですか?
と聞かれることもあります。
実は、
住宅ではあまり使われない換気方式です。
結論から言うと、
第二種換気とは、空気を入れるのは機械、空気を出すのは自然に行う換気システムです。
私はそう説明しています。
換気には3種類ある
まず整理します。
第一種換気
給気 → 機械
排気 → 機械
第二種換気
給気 → 機械
排気 → 自然
第三種換気
給気 → 自然
排気 → 機械
です。
第二種換気の特徴
第二種換気は、
室内へ空気を押し込む換気です。
つまり、
室内の空気圧が高くなります。
これを
正圧(せいあつ)
と言います。
なぜ正圧にするのか?
例えば、
病院の手術室です。
外から菌を入れたくない。
だから空気を押し出します。
室内を清潔に保ちます。
クリーンルームでも使う
半導体工場。
医療施設。
食品工場。
こうした施設では、
第二種換気が使われます。
住宅では少ない
実はここが重要です。
私は住宅ではあまり採用しません。
理由があります。
壁内結露リスク
例えば冬。
室内20℃。
湿気を含んだ暖かい空気。
これを壁へ押し込む。
すると、
壁の中で結露する可能性があります。
私は住宅では慎重になるべきだと思っています。
日本の気候との相性
日本は湿度が高い国です。
だから私は、
第二種換気は住宅向きではない場合が多いと思っています。
第一種換気との違い
第一種換気も給気は機械です。
しかし、
排気も機械です。
つまり、
空気の流れをコントロールしやすい。
私は住宅ではこちらが有利だと思っています。
第三種換気との違い
第三種換気は負圧になります。
室内圧力が少し低い。
だから湿気を壁へ押し込みにくい。
私は住宅向きだと思っています。
なぜ住宅で採用されないのか?
私は理由をこう考えています。
- 壁内結露リスク
- コスト
- 日本の気候
です。
第二種換気が絶対ダメ?
そうではありません。
例えば、
特殊な用途。
クリーンルーム的な考え方。
なら有効です。
私は用途次第だと思っています。
私ならこう考える
私は住宅を見る時、
こう質問します。
「なぜその換気方式を選んだのですか?」
です。
そこに設計思想が出ます。
本当に良い換気とは?
私はこう思っています。
第一種。
第二種。
第三種。
どれかではありません。
家族が健康に暮らせる空気環境を作れることです。
それが本当に良い換気だと思っています。
デザインハウス甲府の考え方
私は住宅会社の経営者ですが、
住宅では
第一種熱交換換気
が最もバランスが良いと思っています。
だから私たちは、
- 第一種熱交換換気
- 熱交換率92%
- C値0.7以下
- 全棟気密測定
を重視しています。
家は家族が毎日呼吸する場所だからです。
俺流ポイント
私はお客様に、
「換気方式の名前で選ぶな。」
「空気環境で選べ。」
とお話しています。
家づくりで後悔する人は、
設備の名前を見ています。
後悔しない人は、
家族の健康を見ています。
私は、
珍しい換気方式より、
家族が快適に深呼吸できる住宅の方が価値があると思っています。
家づくりの目的は、
換気設備を自慢することではありません。
家族が一生健康で安心して暮らせる空気環境をつくることです。










