Q11. 持病(高血圧・糖尿病など)があっても加入できる「ワイド団信」の条件とは?
Q
66歳です。平屋への建て替えを考えていますが、高血圧で毎日薬を飲んでいます。以前、住宅ローンの審査で団体信用生命保険(団信)に加入できないと言われました。「ワイド団信」なら加入できる可能性があると聞いたのですが、どのような制度なのでしょうか?
結論
ワイド団信とは、高血圧や糖尿病などの持病がある方でも加入しやすいように、引受条件を緩和した団体信用生命保険です。
通常の団信では加入が難しい場合でも、ワイド団信なら加入できる可能性があります。ただし、必ず加入できる制度ではなく、保険会社による健康状態の審査があります。また、通常の団信より住宅ローン金利が年0.2~0.3%程度上乗せされる商品が多くなっています。
ワイド団信とは?
ワイド団信は、正式には「引受条件緩和型団体信用生命保険」と呼ばれます。
一般的な団信よりも健康状態に関する加入条件が緩やかで、持病のある方でも住宅ローンを利用しやすくする制度です。
対象となるかどうかは、住宅ローンを取り扱う金融機関と保険会社の審査によって判断されます。
加入できる可能性がある病気
病名だけで加入の可否は決まりませんが、次のような持病でも加入できた事例があります。
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症(高脂血症)
- 痛風
- 睡眠時無呼吸症候群
- 軽度の心疾患
- 軽度の肝機能障害
重要なのは、病名ではなく、
- 現在の症状
- 治療内容
- 服薬状況
- 合併症の有無
- 入院歴や手術歴
などを総合的に審査することです。
加入が難しいケース
次のような場合は、ワイド団信でも加入が難しいことがあります。
- がん治療中
- 重度の心筋梗塞や脳卒中の治療直後
- 人工透析を受けている
- 重度の腎疾患
- 重度の肝疾患
- 医師から長期間の就業制限を受けている
最終的な判断は保険会社が行うため、事前に正確な告知をすることが大切です。
ワイド団信のデメリット
加入しやすい一方で、通常の団信より住宅ローンの負担は少し増えます。
例えば、多くの金融機関では、
住宅ローン金利が年0.2~0.3%程度上乗せされます。
借入額2,000万円
借入期間20年の場合、
通常の団信より総返済額が数十万円から100万円程度増えるケースもあります。
ただし、万一の際に家族へ住宅ローンを残さない安心を考えると、十分に検討する価値があります。
告知は正確に行う
ワイド団信では健康状態について告知を行います。
過去の病歴や治療歴を隠したり、事実と異なる申告をした場合、
保険金が支払われない可能性があります。
現在服用している薬や通院状況も、正確に伝えることが重要です。
ワイド団信に加入できない場合は?
加入できなかった場合でも、住宅ローンをあきらめる必要はありません。
例えば、
- 住宅金融支援機構【フラット35】(団信は任意加入)
- リ・バース60
- 高齢者向け返済特例
など、団信への加入を前提としない商品もあります。
年齢や健康状態に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
法律・制度の根拠
団体信用生命保険は法律で加入が義務付けられている制度ではありません。
加入条件や保障内容は各金融機関・保険会社によって異なります。
住宅ローン契約は民法に基づく金銭消費貸借契約であり、金融機関は金融庁の監督指針に基づき、適切な説明や審査を行っています。
また、住宅金融支援機構の**【フラット35】**では、団信への加入は任意となっています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、「高血圧だから住宅ローンは無理だと思っていました」という60代・70代のお客様は少なくありません。
しかし実際には、
薬で症状が安定している高血圧や糖尿病であれば、ワイド団信に加入できるケースもあります。
また、ワイド団信が難しい場合でも、
- 【フラット35】
- リ・バース60
- 高齢者向け返済特例
など、別の選択肢があります。
住宅ローンは一つの商品だけで判断せず、複数の制度を比較することが大切です。
さらに建て替える住宅は、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 段差5mm以下のバリアフリー設計
など、健康で快適に暮らせる性能を備えることで、老後の安心にもつながります。










