建て替え時に「地盤調査」は必須ですか?スウェーデン式サウンディング試験が必要な理由を教えてください。
Q
58歳です。実家の建て替えを計画しています。今まで何十年も家が建っていた土地なので、地盤は大丈夫だと思っていました。しかし住宅会社から「地盤調査が必要です」と言われました。建て替えでも本当に地盤調査は必要なのでしょうか?
結論
はい。建て替えでも地盤調査は必須と考えてください。
理由は、昔の家が建っていたからといって、
新しい家を安全に支えられる地盤とは限らないからです。
特に建て替えでは、
- 古い家より新しい家の重さが変わる
- 基礎の位置が変わる
- 平屋にすると建物面積が広がる
- 解体後に地中障害物が見つかる
- 地盤保証に調査が必要
という理由があります。
地盤調査とは?
地盤調査とは、
建物を支える土地の強さを調べる検査です。
一般的な木造住宅では、
スクリューウエイト貫入試験
旧名称:スウェーデン式サウンディング試験
が多く使われます。
地面へロッドを貫入させ、
地盤の硬さや支持力を確認します。
なぜ建て替えでも必要なの?
「今まで家が建っていたから大丈夫」
と思われる方は多いです。
しかし、建て替えでは、
- 建物配置が変わる
- 基礎形状が変わる
- 荷重が変わる
- 地震対策基準が変わる
ため、昔の状態だけでは判断できません。
特に、2階建てから平屋へ建て替える場合、
建物の重さは軽くなっても、
基礎面積が広がることで地盤確認が重要になります。
調査費用の目安
一般的な木造住宅では、
地盤調査費
5万〜10万円程度
が目安です。
ただし、敷地条件や調査方法によって変わります。
地盤改良が必要になる場合
調査の結果、地盤が弱い場合は、
地盤改良工事が必要になります。
費用の目安は、
- 表層改良:50万〜100万円程度
- 柱状改良:80万〜150万円程度
- 鋼管杭:100万〜250万円以上
となることがあります。
地盤改良は、建て替え費用の中でも
後から大きく増えやすい項目です。
地盤調査と土壌調査は違う
よく混同されますが、
地盤調査
建物を支える強さを調べるもの。
土壌調査
有害物質や汚染の有無を調べるもの。
目的が違います。
地盤保証にも関係する
多くの住宅会社では、
地盤調査を行い、必要な対策をしたうえで
地盤保証を付けます。
調査をしないまま建てることは、
不同沈下などのリスクにつながります。
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
建て替え前に、次の質問をしましょう。
- 地盤調査費は総額に含まれていますか?
- 調査方法は何ですか?
- 地盤改良が必要な場合の目安は?
- 地盤保証はありますか?
- 改良工事は追加費用ですか?
シニア世代におすすめの住宅性能
地盤だけでなく、建物性能も重要です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
地盤と建物、両方が揃って初めて安心です。
法律・制度の根拠
地盤調査そのものは、
すべての住宅で法律上明確に義務付けられているわけではありません。
しかし、建築基準法では、
建物が安全に建つための基礎設計が求められます。
また、住宅瑕疵担保責任保険や地盤保証の実務上、
地盤調査はほぼ必須の手続きとなっています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、建て替えの際に、
「前の家が建っていたから地盤は大丈夫」
と思われる方は多くいらっしゃいます。
しかし私たちは、
建て替えでも必ず地盤調査を行い、
必要に応じて地盤改良まで含めた資金計画をご説明しています。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定
を基本仕様とし、
土地と建物の両面から安心できる住まいをご提案しています。
家は、地面の上に建ちます。
だからこそ、
見えない地盤を調べずに家を建てることは、見えない不安を残すことです。
建て替えでは、
地盤調査まで含めて最初から総額で説明してくれる住宅会社を選ぶことをおすすめします。










