建ぺい率・容積率が変わって、昔と同じ大きさの家が建てられないと言われました。どうすればいいですか?
Q
73歳です。築45年の実家を建て替えようと思ったところ、「現在の建ぺい率・容積率では、今と同じ大きさの家は建てられません」と住宅会社から言われました。昔は建てられたのに、なぜ今はダメなのでしょうか?何か解決方法はありますか?
結論
昔建てられた家でも、現在の法律では同じ大きさで建て替えられないことがあります。
これは、
- 建ぺい率
- 容積率
- セットバック
- 建築基準法の改正
- 都市計画の変更
などが影響するためです。
ただし、
間取りや設計を工夫することで、今より暮らしやすい家を実現できるケースは多くあります。
建ぺい率とは?
建ぺい率とは、
敷地に対して建物を建てられる面積の割合です。
例えば、
敷地が200㎡で、
建ぺい率50%なら、
建築面積は100㎡までになります。
容積率とは?
容積率とは、
延床面積の上限です。
例えば、
200㎡の土地で、
容積率100%なら、
延床面積は200㎡までとなります。
なぜ昔は建てられたの?
理由はいくつかあります。
例えば、
- 法律改正
- 用途地域変更
- 道路条件変更
- セットバック
などです。
昔は合法だった建物でも、
現在では同じ規模で建てられない場合があります。
よくあるケース
例えば、
以前は40坪だった住宅が、
建て替えでは
35坪までしか建てられない、
ということがあります。
その場合でも、
収納や動線を工夫することで、
以前より住みやすくなるケースは少なくありません。
解決策① 平屋へ変更
シニア世代では、
必要以上に広い住宅より、
コンパクトな平屋の方が、
生活しやすくなることがあります。
解決策② 吹き抜けや勾配天井
延床面積が減っても、
開放感は確保できます。
数字以上に広く感じる家になります。
解決策③ 収納を見直す
昔より荷物が減る方も多くいらっしゃいます。
収納を適正化すると、
部屋を広く使えます。
解決策④ 設計を工夫する
例えば、
- 回遊動線
- 廊下を減らす
- リビング中心
などで、
面積以上に暮らしやすい住宅になります。
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
おすすめは、
次の質問です。
- 建ぺい率はいくつですか?
- 容積率はいくつですか?
- セットバックがありますか?
- 建築できる最大面積は?
- 平屋でも十分ですか?
シニア世代におすすめの住宅性能
広さよりも、
住宅性能を重視しましょう。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
コンパクトでも、
快適な住宅になります。
法律・制度の根拠
建ぺい率・容積率は、
建築基準法
および
都市計画法
に基づいて定められています。
用途地域によって、
建築できる規模が決まります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「前と同じ家が建てられません。」
というご相談は珍しくありません。
しかし、
私たちは、
「同じ大きさ」
ではなく、
「同じ満足度」
を目指した設計をご提案しています。
例えば、
40坪だった住宅を、
28〜30坪の平屋へ建て替え、
以前より、
- 家事が楽
- 掃除が楽
- 光熱費が安い
というお客様も多くいらっしゃいます。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
小さくても快適で安心できる住まいをご提案しています。
家は「大きさ」で暮らしやすさが決まるわけではありません。
「必要な場所に、必要な広さがあること」
これこそが、
シニア世代の建て替えでは一番大切だと私たちは考えています。










