建て替えで庭木(記念樹など)はどうすればいいですか?伐採・処分費用や新居への移植費用を教えてください。
Q
72歳です。建て替えを予定しています。庭には結婚記念に植えた木や、子どもの誕生記念樹、何十年も育ててきた松があります。解体工事では伐採しなければならないと言われましたが、残せるものなら残したい気持ちもあります。伐採費用や新居へ移植する費用はどれくらいかかるのでしょうか?
結論
庭木は「伐採」だけではなく、「移植」という選択肢もあります。
ただし、
木の種類・大きさ・樹齢によって、
移植できるものと難しいものがあります。
費用の目安は次のとおりです。
| 内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 小木(高さ2m程度)の伐採 | 5,000~2万円 |
| 中木(2~5m) | 2万~5万円 |
| 大木(5m以上) | 5万~20万円以上 |
| 根の抜根 | 1万~10万円以上 |
| 記念樹の移植 | 5万~30万円以上 |
| 大木・庭園樹の移植 | 20万~100万円以上 |
※樹種・搬出条件・クレーンの有無などによって大きく変わります。
建て替え前に確認すること
まず、
庭木を
- 残す木
- 移植する木
- 伐採する木
の3つに分けましょう。
解体工事が始まると、
移植できなくなる場合があります。
移植できる木・難しい木
比較的移植しやすいのは、
- モミジ
- ハナミズキ
- サルスベリ
- キンモクセイ
などです。
一方、
樹齢が非常に古い木や、
根が深く張る木、
大きな松などは、
移植費用が高くなったり、
活着(根付くこと)が難しかったりすることがあります。
専門業者へ相談しましょう。
記念樹は残す価値がある
例えば、
- 結婚記念樹
- 子どもの誕生記念樹
- お孫さんの記念樹
などは、
新居へ移植される方も多くいらっしゃいます。
家は新しくなっても、
家族の思い出を引き継ぐことができます。
抜根費用も忘れずに
木を切るだけでは終わりません。
建て替えでは、
基礎工事のため、
根(抜根)
まで撤去することが多くあります。
抜根費用も、
見積書へ含まれているか確認しましょう。
処分方法
伐採した木は、
- チップ化
- 木材リサイクル
- 処分場搬入
などで処理されます。
自治体によっては、
剪定枝のリサイクル制度があります。
解体業者へ任せる?造園業者へ頼む?
おすすめは、
記念樹は造園業者
その他は解体業者
です。
解体業者は撤去が専門ですが、
移植は造園業者の専門分野です。
シニア世代が確認したいこと
住宅会社へは、
次のように相談しましょう。
- この木は移植できますか?
- 抜根費用は含まれていますか?
- 造園業者を紹介できますか?
- 新居へ植え替えできますか?
- 解体前に作業できますか?
新居では植栽もコンパクトに
シニア世代では、
庭の管理負担も考えることが大切です。
おすすめは、
- 落葉が少ない樹木
- 剪定回数が少ない樹木
- 成長が緩やかな樹木
を選ぶことです。
手入れしやすい庭は、
老後も快適に楽しめます。
法律・制度の根拠
庭木の伐採自体に特別な許可は通常必要ありませんが、
保存樹木・保存樹林に指定されている場合や、
自治体の条例で保護対象となっている場合は、
伐採前に届出や許可が必要となることがあります。
また、
伐採した樹木の処分は、
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
などに基づいて適切に行われます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
建て替えの際に、
「この木だけは残したい」
というご相談をよくいただきます。
私たちは、
建物だけではなく、
- 記念樹
- 庭石
- 石灯籠
- 思い出の植栽
まで含めてご相談をお受けしています。
特に、
ご家族の思い出が詰まった木は、
可能であれば新居へ移植することをご提案しています。
そして新しい家では、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
とともに、
「思い出も引き継ぐ家づくり」
を大切にしています。
家は建て替えられても、家族の歴史は建て替えられません。
だからこそ、
残せる思い出は新しい住まいへ受け継ぐことも、建て替えの大切な価値だと私たちは考えています。










