記事詳細

家具や家電のサイズが決まっていなくても、御社では間取りを確定させますか?

Q.家具や家電のサイズが決まっていなくても、御社では間取りを確定させますか?

A.生活に大きく関わる家具・家電は、少なくとも必要な寸法と設置条件を確認してから、影響する部分を確定するべきだと考えています。購入する製品をすべて決める必要はありませんが、冷蔵庫やベッドなどが未確認のまま、置けるはずで図面を進めることは避けたいと思います。

製品名が未定でも必要な範囲は決められます

今の家具を使うなら、幅、奥行き、高さを測ります。新しく買う予定なら、候補の大きさと希望する使い方を整理します。ダイニングに何人座るか、ベッドを何台置くか、冷蔵庫をどの容量にするかなどが、間取りの検討に役立ちます。

例えば、幅180センチのソファを置く想定だったのに、後で幅240センチを選べば、通路や扉の前が狭くなる可能性があります。製品名が決まっていなくても、この範囲の大きさなら置けるという条件を図面に残しておくことが大切です。

家具を小さく描いた配置図にも注意してください。図面上では余裕があっても、実際の候補とは寸法が違う場合があります。住宅の間取りと同じ縮尺で家具を描き、壁や建具の仕上がりの位置に合わせて比較します。

置ける寸法と使える寸法を分けます

冷蔵庫は本体が収まれば終わりではありません。メーカーが示す放熱や据付けの空間、扉を開ける範囲、引出しを取り出す動作を確認します。洗濯機も給排水、電源、扉、上部や周囲の空間など、採用する機種の条件に沿って計画します。

テーブルなら、椅子を引き、人が座り、その後ろを通れるかを見ます。ベッドなら起き上がる側、収納の扉、掃除や寝具の交換も考えます。一般的な寸法だけで決めず、体格や使い方を合わせて確認すると、入居後の窮屈さを減らせます。

コンセント、スイッチ、照明も家具と連動します。ベッドの頭の位置、机、テレビを変えると、差込口が隠れたり、コードが通路へ出たりすることがあります。家電の消費電力や必要な回路は、製品と電気の計画で確認する必要があります。

搬入と固定の条件も確認します

置く場所があっても、玄関、廊下、階段の曲がり角を通れない場合があります。梱包時の寸法や搬入方法を確認し、必要なら販売店へ経路の相談をします。窓から入れる方法などは、費用と建物への影響も含めて判断する話です。

背の高い収納やテレビなどは、転倒や落下への対策も考えます。固定する場所、下地、壁の構造に適した方法を検討し、避難する経路を塞がない配置にします。東京消防庁も家具類の転倒・落下・移動防止を案内しており、設計時から位置を考えることが役立ちます。

当社へ共有していただきたいのは、次の4点です。

・使い続ける家具や家電の実寸と写真。

・買い替える候補の寸法と、メーカーの設置条件。

・扉を開く、座る、手入れをするための空間。

・搬入経路、電源、固定などに必要な条件。

未定のものは、未定であることを図面に残します。その部分の配線や造作をいつまでに確定するかを決め、変更期限に間に合うように選びます。とりあえず小さく見込んで、後で何とかする進め方では追加工事になりやすくなります。

特に造作家具や壁に囲まれる設備は、寸法の余裕が少ない場合があります。候補を変えるときは、当初の設置条件と一致するかを再確認します。入る製品が限られることを理解して選ぶなら、その条件もご家族で共有してください。

私は、空の部屋として整っていることだけで間取りを決めたくありません。家具と家電を置き、家族が動けるかまで確認してから、その部分を確定したいと思います。まだ迷っている製品があれば、候補の段階で教えていただくことが、設計のやり直しを減らす助けになります。

関連する質問

41 お客様が強く希望しても、社長が「その間取りは勧めません」と言うのはどんなときですか?

45 同じ予算で、部屋数を増やす案と一部屋を広くする案をどう提案し分けますか?

50 図面だけでは広さが分からない場合、御社ではどうやって実寸を確認できますか?

参照資料 S5

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

PAGE TOP ▲
ライン
フェイスブック
ツイッター
インスタ
イベント情報
電話番号
お問い合わせ