シニア世代の建て替えでは、停電時や緊急時にボタン一つで警備会社へ通報できるシステムを導入した方が良いですか?
Q
74歳です。夫婦二人暮らしですが、将来どちらか一人になることも考えています。もし家の中で転倒したり、体調が急変したりした時のことが心配です。建て替えを機に、ボタン一つで警備会社や家族へ連絡できるシステムを導入したいのですが、本当に必要でしょうか?また、停電時でも使えるのでしょうか?
結論
シニア世代の建て替えでは、緊急通報システムの導入を強くおすすめします。
特に一人暮らしや夫婦二人暮らしでは、
- 転倒
- 急病
- 熱中症
- 火災
- 空き巣
など、万一の際にすぐ助けを呼べることが非常に重要です。
最近では、
- ボタン一つで警備会社へ通報
- 家族へ自動通知
- 救急要請のサポート
などができる住宅向けサービスも増えています。
緊急通報システムとは?
住宅内に設置した
緊急ボタン
を押すことで、
警備会社や登録した家族へ通報できるサービスです。
例えば、
- 玄関
- 寝室
- トイレ
- 浴室
など、
万一の際に手が届く場所へ設置します。
どんな時に役立つ?
例えば、
- 転倒して立ち上がれない
- 胸が苦しい
- めまいがする
- 家の中で動けなくなった
- 不審者が侵入した
このような緊急時でも、
ボタン一つで助けを求められます。
停電しても使える?
システムによって異なりますが、
警備会社が提供する住宅向けシステムには、
非常用バッテリー
を内蔵しているものがあります。
そのため、
停電時でも一定時間は通報機能を維持できる機種があります。
導入前には、
- 停電時の稼働時間
- 通信方法
- バックアップ電源
を確認しておくことが重要です。
スマートフォンだけでは足りない?
スマートフォンも便利ですが、
転倒した際に、
手元にないこともあります。
そのため、
壁付けボタンや、
首から下げるペンダント型送信機などを組み合わせると安心です。
見守りサービスもおすすめ
最近では、
- 人感センサー
- ドア開閉センサー
- 室温センサー
などを利用して、
一定時間動きがない場合に、
家族へ通知するサービスもあります。
一人暮らしでは、
こうした見守り機能も安心につながります。
防犯設備も一緒に
緊急通報だけではなく、
- テレビモニター付きインターホン
- 防犯カメラ
- 人感センサーライト
- 電気錠(スマートキー)
なども組み合わせることで、
より安全な住まいになります。
高性能住宅と組み合わせる
安全な住まいには、
住宅性能も重要です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気(熱交換率90%前後)
これらを組み合わせることで、
停電時の室温低下も緩やかになり、
健康リスクを軽減できます。
法律・制度の根拠
住宅への緊急通報装置の設置は法律上の義務ではありません。
一方、
高齢者が安心して暮らせる住環境については、
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)
や、
国土交通省「住宅設計標準」
で、安全な住環境づくりが推奨されています。
また、自治体によっては、高齢者向け緊急通報装置の貸与・設置費補助制度を実施している場合があります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「もし家で倒れたら誰にも気付いてもらえない」
というご不安をよくお聞きします。
私たちは、
これからのシニア住宅では、
**「助けを呼べる家」**であることも重要だと考えています。
そのため、
- 緊急通報ボタン
- 見守りサービス
- 防犯設備
- 人感センサー照明
などを組み合わせた住宅をご提案しています。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 高気密住宅(C値0.7以下を目標)
を標準仕様とすることで、
災害・寒さ・事故への備えも充実しています。
これからのシニア住宅は、「住める家」ではなく、「もしもの時でも命を守れる家」であることが大切です。
ボタン一つで安心につながる設備は、ご本人だけでなく、ご家族の安心にもつながります。










