フラット35を利用する場合、「フラット35S」の金利引下げは受けられますか?適用条件を教えてください。
Q
69歳です。建て替えを計画しています。住宅ローンは固定金利の「フラット35」を考えています。住宅会社から「フラット35Sなら金利が下がります」と言われましたが、どのような条件を満たせば利用できるのでしょうか?シニア世代でも利用できますか?
結論
シニア世代でも、住宅が一定の技術基準を満たせば「フラット35S」を利用できます。
フラット35Sは、
省エネ性・耐震性・バリアフリー性・耐久性など、一定以上の性能を持つ住宅に対して、当初一定期間の借入金利を引き下げる制度です。
年齢で利用できなくなる制度ではありません。
重要なのは、
住宅性能が基準を満たしているかどうかです。
フラット35Sとは?
フラット35Sは、
住宅金融支援機構が実施している
フラット35の金利優遇制度です。
通常のフラット35よりも、
当初一定期間、
借入金利が引き下げられます。
※引下げ幅や適用期間は年度によって変更されるため、申込み時点の条件を確認してください。
適用される住宅性能
対象となるのは、
住宅金融支援機構が定める技術基準を満たす住宅です。
代表例は、
- 高い断熱性能(省エネ性能)
- 耐震性
- バリアフリー性
- 耐久性・可変性
- 長期優良住宅
などです。
シニア世代ならバリアフリーも有利
シニア世代の建て替えでは、
次のような仕様が基準に関係する場合があります。
- 段差の少ない設計
- 廊下や出入口の十分な幅
- 手すり設置を考慮した設計
- 高齢者等配慮対策
こうした住宅は、
フラット35Sの技術基準に該当する可能性があります。
断熱性能も重要
近年は、
省エネ性能が重視されています。
おすすめは、
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
高断熱住宅は、
光熱費だけでなく、
フラット35Sの評価にもつながる場合があります。
長期優良住宅なら有利
長期優良住宅
は、
耐震性・耐久性・省エネ性などが高く、
フラット35Sの対象となる住宅性能を満たしやすい住宅です。
税制優遇との組み合わせも期待できます。
利用するために必要な書類
一般的には、
住宅金融支援機構が定める
適合証明書
などが必要になります。
適合証明は、
適合証明検査機関や建築士などが行います。
住宅会社へ
「フラット35Sの適合証明まで対応していますか?」
と確認しておきましょう。
シニア世代が確認したいポイント
住宅会社へは、
次のように質問しましょう。
- フラット35Sに対応していますか?
- 適合証明書は取得できますか?
- 長期優良住宅ですか?
- 耐震等級はいくつですか?
- 断熱等級はいくつですか?
性能を数値で確認することが重要です。
金利だけで住宅を選ばない
フラット35Sは魅力的ですが、
金利引下げだけを目的に住宅を選ぶのはおすすめできません。
シニア世代では、
- 健康
- 安全
- 光熱費
- 将来の介護
まで含めて考えることが重要です。
法律・制度の根拠
フラット35Sは、
住宅金融支援機構が実施する長期固定金利住宅ローン制度です。
適用条件は、
住宅金融支援機構が定める技術基準およびフラット35Sの募集要項に基づいています。
また、住宅性能は、
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)
- 建築物省エネ法
などに基づき評価されます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でシニア世代の建て替えをご相談いただく際には、
私たちは、
フラット35Sを利用するためだけの住宅ではなく、
長く安心して暮らせる高性能住宅をご提案しています。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 高齢者等配慮を考えた設計
です。
これらの性能を備えることで、
フラット35Sだけでなく、
税制優遇や将来の資産価値にもつながります。
住宅ローンの金利は、家を建てた後も何十年と続くコストです。
だからこそ、金利だけではなく、「性能」と「暮らしやすさ」を両立した住宅を選ぶことが、シニア世代の建て替えでは最も大切だと私たちは考えています。










