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お客様の家の写真や相談内容を、広告やSNSに使うときの同意はどう取りますか?

Q.お客様の家の写真や相談内容を、広告やSNSに使うときの同意はどう取りますか?

A.何を、どの媒体で、どこまで公開するかを説明し、了承した範囲を残すことが大切です。撮影してよいことと、広告へ掲載してよいことは分けて確認します。私は、お客様が協力してくださったからといって、ご家族の生活や相談内容まで広く使ってよいとは考えていません。

写真の範囲と公開する情報を分けます

外観、室内、家族の顔、声、氏名、地域、図面などは、それぞれ公開したくない範囲が違います。外観だけを見せるつもりでも、表札や車の番号、窓から見える建物で住まいが分かる場合があります。単に名前を伏せれば十分という判断にはできません。

相談の内容も、年齢、家族構成、職業、予算、借入れ、健康状態などを組み合わせると、本人が分かる可能性があります。個人情報保護法上の扱いは情報の性質や管理方法等で確認が必要ですが、広告協力の説明では、ご本人がどう受け取るかまで考える必要があります。

例えば、「室内写真はよいが、子どもの顔と間取り図は出さない」「市名まではよいが町名は出さない」と条件を分けることができます。まとめて掲載可とするより、見せたくないものを具体的に伝える方が、撮影時の配慮につながります。

使う媒体と再利用の条件を確認します

ホームページの施工例、Instagramの投稿、YouTube、折込広告、有料の動画広告では、届く人や見られ方が異なります。一つの掲載への協力を、すべての媒体への了承と受け取らないことが大切です。写真の切り抜きや字幕、ナレーションの追加についても確認します。

特にインタビューを短く編集すると、発言の前提が伝わらなくなる場合があります。「冬は快適でした」という感想を、どの家でも同じ室温になる保証のように使うことはできません。本人の感想、測定データ、会社の説明を分けて紹介する必要があります。

掲載前に確認できる原稿や画像の範囲、連絡方法、回答の時期も決めておくと役立ちます。後から修正を求めるより、公開前に家族で確認する方が行き違いを減らせます。写真に写る同居家族などの意向も、代表者一人の返事だけで済ませない配慮が必要です。

断る条件と掲載後の窓口を明確にします

協力は、家づくりの相談や工事の依頼とは別に考えることが基本です。ただし、見学会や広告への協力を条件とした特典がある場合は、公開の範囲と特典の関係を契約前に確認します。断ったら何が変わるかを、後から初めて説明する状態は避けるべきです。

確認する項目は次の4点です。

・公開する写真や発言と、出さない情報。

・使う媒体、広告配信、再編集や再利用の範囲。

・公開前の確認方法と掲載を予定する期間。

・掲載停止や修正を相談する窓口と対応範囲。

掲載後に事情が変わることもあります。会社が管理するページの修正と、印刷済みの冊子、他の人が保存や転載した画像を完全に回収することでは、できる対応が違います。削除を頼めばネット上からすべて消える、と安易に約束することもできません。

一方、回収が難しい場合があるからと、会社が対応を確認しなくてよいわけではありません。どこに掲載したかを把握し、停止や差替えを求められた際の連絡先を明らかにしておく必要があります。了承の記録には、対象となる画像や原稿も結び付けて残します。

当社への広告協力でも、気になる点は撮影前から伝えてください。「顔は出したくない」「資金の話は載せたくない」という希望を遠慮する必要はありません。良い施工例を紹介することと、その家族の情報を公開することを分けて考えたいと思います。

お客様の信頼を得て建てた家だからこそ、掲載の方法にも説明が必要です。私は、広告に使える素材が増えることより、ご家族が了承した範囲で紹介できることを大切にします。協力の返事をする前に、実際に何が公開されるかを確かめてください。

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参照資料 S4

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