「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」へ住み替えるのと、自宅を建て替えるのはどちらがお得ですか?
Q
63歳です。築40年の実家に住んでいます。最近は冬の寒さや階段の上り下りが気になり、建て替えも考えています。一方で、子どもからは「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)へ入るのもいいのでは」と勧められました。将来を考えると、建て替えと住み替えではどちらがお得なのでしょうか?
結論
「どちらがお得か」は、ご家族の状況や将来設計によって異なります。
一般的には、
- 今後20年以上住み続ける予定なら建て替え
- 介護サービスが必要になり始めているならサ高住
が一つの目安になります。
費用だけでなく、「どんな暮らしを送りたいか」で選ぶことが大切です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、
高齢者が安心して暮らせるよう、
- バリアフリー
- 安否確認
- 生活相談
などのサービスが付いた賃貸住宅です。
介護施設とは異なり、
比較的自立した生活を送れる方向けの住まいです。
建て替えのメリット
建て替えには、
次のようなメリットがあります。
- 住み慣れた地域で暮らせる
- 資産として家を残せる
- 間取りを自由に決められる
- 光熱費を抑えられる
- ペットと暮らしやすい
また、
高性能住宅なら、
ヒートショックや寒暖差のリスクも軽減できます。
サ高住のメリット
サ高住には、
- 緊急時対応
- 見守りサービス
- バリアフリー
- 食事サービス(施設による)
などがあります。
一人暮らしへの不安がある方には安心です。
建て替えの注意点
建て替えでは、
- 初期費用がかかる
- 固定資産税
- 将来のメンテナンス
なども考える必要があります。
サ高住の注意点
サ高住では、
毎月、
- 家賃
- 管理費
- サービス費
- 食費
などが必要になります。
また、
介護度が高くなると、
住み替えが必要になるケースもあります。
こんな方は建て替えがおすすめ
- まだ元気に仕事をしている
- 子どもや孫が遊びに来る
- 住み慣れた土地を離れたくない
- 将来も自宅で暮らしたい
こんな方はサ高住がおすすめ
- 一人暮らしが不安
- 身近に家族がいない
- 日常的な見守りがほしい
- 将来の介護も考えたい
シニア世代が住宅会社へ相談したいこと
建て替え前に、
次のような相談をしましょう。
- 建て替えと住み替え、どちらが向いていますか?
- 老後まで住める平屋ですか?
- 将来売却しやすい家ですか?
- バリアフリー対応ですか?
- ライフプランも相談できますか?
建て替えるならおすすめの住宅性能
これから20〜30年安心して暮らすなら、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
- 高齢者等配慮対策等級
をおすすめします。
法律・制度の根拠
サービス付き高齢者向け住宅は、
高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)
に基づく登録制度です。
一方、
住宅の建て替えは、
- 建築基準法
- 長期優良住宅法
- 住宅品質確保法
などに基づいて行われます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
60代のお客様から、
「建て替えるか、サ高住へ住み替えるか迷っています」
というご相談をいただきます。
私たちは、
まず、
「あと何年、自宅で暮らしたいですか?」
というお話から始めます。
まだ元気で、
住み慣れた地域に住み続けたい方には、
高性能な平屋への建て替えが、
生活の質を大きく向上させるケースが多くあります。
一方で、
日常生活に介助が必要になり始めている場合は、
サ高住も選択肢の一つになります。
私たちは、
建物だけではなく、
人生設計まで考え、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とした住まいをご提案しています。
建て替えと住み替えは、「どちらが安いか」で選ぶものではありません。
「これからの人生で、どんな毎日を送りたいか」で選ぶことが、後悔しない住まい選びにつながると私たちは考えています。










