住宅ローンを返済していると、
「借換えをした方が得ですよ」
という話を聞くことがあります。
確かに、
借換えによって返済額を減らせるケースはあります。
しかし結論から言うと、
借換えは必ず得になるわけではありません。
重要なのは、
金利差だけではなく、総額で判断することです。
借換えとは?
借換えとは、
現在の住宅ローンを別の銀行で借り直すことです。
例えば、
金利1.5%で借りている住宅ローンを、
金利0.8%の銀行へ変更する。
すると、
毎月の返済額や総支払利息が減る可能性があります。
借換えで得になるケース
一般的には、
次の条件に当てはまるほど効果が大きいと言われています。
① 金利差が大きい
例えば、
1.5%から0.5%への借換え。
このように差が大きいほど効果は大きくなります。
② ローン残高が多い
残高3,000万円と、
残高500万円では効果が違います。
当然、
残高が大きい方が節約効果は大きくなります。
③ 残り返済期間が長い
残り25年と、
残り5年では効果が異なります。
長く残っているほど、
借換え効果は大きくなります。
借換えの落とし穴
ここが非常に重要です。
借換えには費用がかかります。
例えば、
- 事務手数料
- 保証料
- 登記費用
- 印紙代
などです。
場合によっては、
数十万円かかることもあります。
つまり、
金利が下がっても、
諸費用を考えると得にならないケースもあります。
金利だけ見てはいけない
最近は、
超低金利の商品もあります。
しかし、
団信の内容が弱かったり、
事務手数料が高かったりすることもあります。
住宅ローンは、
金利だけで比較してはいけません。
私が考える借換えの判断基準
私はまず、
次の3つを確認します。
本当に総支払額は減るのか
借換え費用を回収できるのか
団信や保障内容は悪くならないか
この3つです。
借換えより大切なこと
実は、
借換えよりも効果が大きいことがあります。
それは、
借り過ぎないことです。
例えば、
0.5%金利が下がっても、
500万円借り過ぎていたら意味がありません。
私は、
借換えテクニックよりも、
最初の資金計画の方が重要だと思っています。
俺流ポイント
私はお客様に、
こうお話しています。
借換えは「得するため」ではなく、「安心するため」に行うものです。
毎月の返済が楽になる。
老後の不安が減る。
保障内容が良くなる。
そうしたメリットがあるなら、
借換えには価値があります。
住宅ローンで後悔する人は、
金利差だけを見ています。
後悔しない人は、
35年間の総額と安心を見ています。
住宅ローンは、
借りる時よりも、
返し続ける方が大変です。
だから私は、
借換えを考える時も、
「いくら得するか」ではなく、
「家族の暮らしがどう良くなるか」
で判断してほしいと思っています。










