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Q&A 009 ペアローンは本当に得?

住宅価格が上昇している今、

ペアローンを利用する方が増えています。

特に共働き夫婦の場合、

「ペアローンにすれば希望の家が買えますよ」

と提案されることも少なくありません。

結論から言うと、

ペアローンはメリットもありますが、リスクも非常に大きい住宅ローンです。

まずメリットからお話しします。

ペアローンとは、

夫婦それぞれが住宅ローンを組む方法です。

例えば、

夫3,000万円

妻2,000万円

という形で借りることができます。

その結果、

単独では借りられない金額でも借入可能になることがあります。

また、

夫婦それぞれが住宅ローン控除を利用できるため、

税制面で有利になるケースもあります。

ここだけ見ると、

ペアローンは非常に魅力的に見えます。

しかし、

私が心配するのはその先です。

住宅ローンは35年続くこともあります。

その間、

夫婦が今と同じ働き方を続けられる保証はありません。

例えば、

  • 出産
  • 育児
  • 転職
  • 病気
  • 介護

など、

人生にはさまざまな変化があります。

もし奥様が仕事を辞めたり、

勤務時間を減らしたりした場合、

住宅ローンの負担は一気に重くなります。

また、

夫婦それぞれがローン契約者になるため、

どちらか一方に万が一のことが起きても、

もう一方のローンは残るケースがあります。

意外と見落とされるのが、

離婚リスクです。

もちろん離婚を前提に家を建てる人はいません。

しかし、

実際には住宅ローンが原因で夫婦関係が悪化するケースもあります。

ペアローンは、

家を買う時は有利に見えても、

将来のリスクを夫婦で背負う契約でもあるのです。

ペアローンが向いている人

ペアローンが向いているのは、

  • 共働きを長期的に継続する予定がある
  • 夫婦とも安定した収入がある
  • 十分な貯蓄がある
  • 借入額に余裕がある

こうしたケースです。

反対に、

ペアローンでなければ希望の家が買えない場合は、

一度立ち止まって考えた方が良いかもしれません。

俺流ポイント

私はいつも、

ペアローンを組む前に

「どちらかの収入が半分になっても大丈夫ですか?」

とお聞きします。

住宅ローンで後悔する人は、

今の世帯収入だけを見ています。

後悔しない人は、

将来のリスクまで見ています。

ペアローンは、

借入額を増やすための制度ではありません。

本来は、

夫婦が無理なく家を持つための制度です。

もしペアローンを組まなければ家が買えないのであれば、

それは家の予算が高過ぎるというサインかもしれません。

家づくりで本当に大切なのは、

大きな家を建てることではありません。

35年後も夫婦が笑顔で暮らしていることです。

私はその視点を忘れないでほしいと思っています。

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