建て替えと「リースバック」はどちらがおすすめですか?自宅を売っても住み続けられる仕組みを教えてください。
Q
62歳です。築40年以上の実家に住んでいます。建て替えも考えていますが、最近「リースバック」という言葉をよく耳にします。自宅を売却してもそのまま住み続けられると聞きましたが、本当にそんなことができるのでしょうか?建て替えと比べて、どちらが向いていますか?
結論
リースバックと建て替えは、目的がまったく異なる選択肢です。
- 建て替えは「これから長く快適に暮らすため」の選択。
- リースバックは「自宅を現金化しながら住み続けるため」の選択です。
どちらが良いかではなく、
**「住み心地を優先するのか」「資金を優先するのか」**で考えることが大切です。
リースバックとは?
リースバックとは、
自宅を不動産会社などへ売却し、その後は家賃を払いながら同じ家に住み続ける仕組みです。
つまり、
- 売却代金を受け取る
- 引っ越しは不要
- 家賃を払いながら住み続ける
という方法です。
リースバックのメリット
- まとまった資金を確保できる
- 引っ越しをしなくて済む
- 固定資産税の負担がなくなる(通常は新しい所有者が負担)
- 相続時に不動産を残さなくて済む
老後資金を確保したい方には選択肢の一つになります。
リースバックの注意点
一方で、
次の点には注意が必要です。
- 毎月家賃を支払う必要がある
- 売却価格は市場価格より低くなることがある
- 契約内容によっては、将来住み続けられなくなる可能性がある
- リフォームに制限がある場合がある
契約内容を十分確認することが重要です。
建て替えとの違い
建て替え
- 新築の快適な家に住める
- 高断熱・高気密で光熱費を抑えられる
- 資産として家を所有できる
リースバック
- まとまった資金を確保できる
- 住み慣れた家に住み続けられる
- 所有権はなくなる
目的が違います。
こんな方は建て替えがおすすめ
- まだ20年以上住む予定がある
- 子どもへ家を残したい
- 快適な住環境を重視したい
- 光熱費を下げたい
こんな方はリースバックも選択肢
- 老後資金を確保したい
- 住宅ローンを完済したい
- 引っ越したくない
- 相続で子どもへ負担をかけたくない
シニア世代が専門家へ相談したいこと
判断する前に、
次の内容を確認しましょう。
- リースバック後の家賃はいくらですか?
- 何年住めますか?
- 買い戻しはできますか?
- 建て替えとの資金比較は?
- 税金はどう変わりますか?
住宅会社だけでなく、
不動産会社やファイナンシャルプランナーへ相談することもおすすめです。
建て替えるならおすすめの住宅性能
建て替えを選ぶなら、
将来も価値が続く住宅性能がおすすめです。
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
高性能住宅は、
住み心地だけでなく、
将来の売却時にも評価されやすくなります。
法律・制度の根拠
リースバックは、
宅地建物取引業法
や
借地借家法
などに基づく契約です。
契約内容によって、
更新条件や退去条件が異なります。
建て替えを比較する場合は、
契約内容を十分確認したうえで判断しましょう。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「建て替えるか、リースバックにするか迷っています。」
というご相談が増えてきました。
私たちは、
すぐに建て替えをおすすめするのではなく、
まず、
- 老後資金
- 年金収入
- 子どもの意向
- 将来施設へ入る可能性
まで一緒に考えます。
その結果、
建て替えが最適な方もいれば、
住み替えやリースバックが適している方もいらっしゃいます。
もし建て替えを選ばれるなら、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
将来売却や相続も考えた住まいをご提案しています。
建て替えも、リースバックも、「家」の話ではありません。
「これからの人生をどう暮らしたいか」を考えるための選択肢です。
焦って決めるのではなく、
ご家族や専門家と相談しながら、
ご自身に合った方法を選ぶことが、後悔しない住まいづくりにつながると私たちは考えています。










