旗竿地(敷地の奥にある土地)の建て替えは費用が高くなると聞きました。本当ですか?
Q
58歳です。実家は道路から細い通路を入った「旗竿地」です。建て替えを検討していますが、「クレーン車が入れないので建築費や解体費が高くなる」と言われました。どのような追加費用がかかるのでしょうか?費用を抑える方法も教えてください。
結論
はい。旗竿地では、解体工事・建築工事ともに追加費用が発生することがあります。
その主な理由は、
- 重機が入れない
- クレーン車が使いにくい
- 人力で資材を運ぶ距離が長い
- 工事期間が長くなる
ためです。
ただし、
事前に搬入方法を計画することで、追加費用を抑えられるケースもあります。
旗竿地とは?
旗竿地とは、
道路から細い通路(竿部分)を通って、
奥に敷地(旗部分)がある土地です。
都市部だけでなく、
昔からの住宅地にも多く見られます。
解体工事で追加費用がかかる理由
通常は、
重機を建物の近くまで入れて解体します。
しかし、
旗竿地では、
重機が入れない場合、
- 小型重機を使う
- 手作業を増やす
- 廃材を人力で運び出す
必要があり、
解体費が高くなることがあります。
建築工事でも費用が増える
建築時には、
木材や建材を搬入します。
クレーン車が使えない場合は、
- 人力搬入
- 小型車両への積み替え
などが必要になります。
その分、
人件費が増えることがあります。
クレーン車が必要になるケース
例えば、
- 屋根材
- 梁
- 太陽光パネル
などを吊り上げる際、
道路からクレーン作業を行うことがあります。
道路使用許可や、
警備員の配置が必要になるケースもあります。
追加費用の目安
土地条件によって異なりますが、
一般的には、
- 解体費:10万〜50万円程度
- 建築搬入費:10万〜100万円程度
- クレーン車:数万円〜数十万円程度
- 交通誘導員:数万円程度
追加となることがあります。
費用を抑える方法
おすすめは、
建築会社へ、
工事前に、
- 搬入ルート
- 重機進入
- クレーン位置
まで確認してもらうことです。
複数の方法を比較することで、
費用を抑えられる場合があります。
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
建て替え前に、
次の質問をしましょう。
- クレーン車は必要ですか?
- 追加費用はいくらですか?
- 重機は入りますか?
- 人力搬入になりますか?
- 総額へ含まれていますか?
旗竿地でも平屋は建てられる?
もちろん可能です。
ただし、
建ぺい率や搬入計画を考えながら、
設計することが重要です。
シニア世代におすすめの住宅性能
旗竿地でも、
住宅性能は妥協しないことをおすすめします。
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
限られた敷地でも、
快適で安心な住まいになります。
法律・制度の根拠
建築工事では、
- 建築基準法
- 道路交通法
- 道路法
などが関係します。
クレーン車を道路へ設置する場合は、
道路使用許可
や、
場合によっては
道路占用許可
が必要になることがあります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
旗竿地での建て替えは決して珍しくありません。
私たちは、
建て替え前に、
- 搬入ルート
- クレーン配置
- 重機進入
- 隣地状況
まで確認し、
追加費用ができるだけ発生しないよう計画しています。
また、
最初の見積もり段階から、
搬入条件を考慮した総額をご提示するよう心掛けています。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
旗竿地でも快適に暮らせる住まいをご提案しています。
旗竿地は「建てられない土地」ではありません。
「事前の工事計画」が、建築費を大きく左右する土地です。
建て替えでは、
最初から搬入方法まで検討してくれる住宅会社を選ぶことが、余計な追加費用を防ぐポイントになります。










