建て替え前の「アスベスト(石綿)事前調査」は義務ですか?追加費用はいくらかかりますか?
Q
72歳です。築45年の実家を建て替える予定です。解体業者から「アスベストの事前調査が義務です」と言われました。昔の家なので少し心配です。調査は本当に必要なのでしょうか?また、もしアスベストが見つかった場合、追加費用はどれくらいかかりますか?
結論
はい。現在は、一定規模以上の建物を解体・改修する場合、アスベスト(石綿)の事前調査が法律で義務付けられています。
築年数に関係なく調査は必要ですが、
1981年(昭和56年)以前に建てられた住宅では、
アスベスト含有建材が使用されている可能性が比較的高いため、
特に注意が必要です。
調査費用の目安は、
- 書面・目視調査:3万~8万円程度
- 分析調査が必要な場合:1検体あたり2万~5万円程度
となります。
なぜ事前調査が必要なの?
アスベストは、
吸い込むと健康へ重大な影響を与えることがあります。
そのため、
解体工事では、
事前に
石綿含有建材があるかどうか
を調べることが法律で義務化されています。
調査せずに解体することはできません。
いつから義務化された?
現在は、
大気汚染防止法
により、
一定規模以上の解体工事では、
有資格者による事前調査が義務付けられています。
さらに、
調査結果の報告が必要な工事もあります。
どんな建材に使われていた?
古い住宅では、
例えば、
- 外壁材
- 軒天
- スレート屋根
- 石こうボード
- ビニル床材
- 吹付材
などに使用されていたことがあります。
見た目だけでは判断できません。
追加費用は?
① 事前調査
3万~8万円程度
② 分析調査
必要な場合、
1検体2万~5万円程度
③ 除去工事
アスベストが見つかった場合は、
種類や量によって大きく変わります。
一般的な戸建住宅では、
10万~100万円以上
になるケースもあります。
吹付けアスベストなど、
飛散性が高い場合は、
さらに高額になることがあります。
すべての家にある?
いいえ。
築年数が古くても、
アスベストを使用していない住宅もあります。
そのため、
調査を行って確認することが重要です。
補助金はある?
自治体によっては、
アスベスト調査や除去工事へ
補助制度を設けている場合があります。
建て替え前に、
市役所へ確認しましょう。
シニア世代が確認したいこと
住宅会社へは、
次のように確認しましょう。
- 事前調査費はいくらですか?
- 分析費は別ですか?
- 除去費は見積もりへ入っていますか?
- 補助金はありますか?
- 有資格者が調査しますか?
シニア世代におすすめの住宅性能
建て替えるなら、
住宅性能も一緒に高めましょう。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
安心・健康・省エネまで考えた住宅になります。
法律・制度の根拠
アスベスト事前調査は、
大気汚染防止法
および
石綿障害予防規則(労働安全衛生法)
に基づき義務付けられています。
調査は、
一定の資格を持つ
建築物石綿含有建材調査者
などが実施します。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
築40〜50年の住宅では、
アスベスト調査が必要になるケースがあります。
私たちは、
解体前に、
- アスベスト調査
- 解体補助
- 耐震補助
- 建て替え補助
まで確認し、
追加費用が発生する可能性も含めて資金計画をご説明しています。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を組み合わせ、
健康で安心して暮らせる住まいをご提案しています。
建て替えで一番困るのは、「後から追加費用が分かること」です。
だからこそ、
解体前のアスベスト調査を最初に行い、費用まで見える化しておくことが、安心して建て替えを進める第一歩になります。










