なぜ高断熱住宅は健康に良いのか?
Q
高断熱住宅について調べると、
「健康に良い」
「病気のリスクを減らす」
という話を見かけます。
なぜ断熱性能が健康と関係するのでしょうか?
A
結論から言うと、
人の体は温度の影響を大きく受けるからです。
多くの方は、
断熱性能というと
- 暖かい
- 光熱費が安い
- 快適
というイメージを持たれます。
もちろん、それも大切です。
しかし私は、
高断熱住宅の本当の価値は健康だと思っています。
例えば冬。
家の中が寒いと、
体は体温を維持しようとして血管を縮めます。
すると血圧が上昇します。
リビングは暖かいのに、
廊下や脱衣所が寒い。
この温度差が繰り返されることで、
体には大きな負担がかかります。
実際にヒートショックの原因の一つも、
住宅内の温度差です。
また、
寒い家では暖房を使う部屋と使わない部屋が生まれやすくなります。
すると、
家族が特定の部屋に集まり、
生活空間が限定されることもあります。
さらに、
寒い住宅では結露が発生しやすくなります。
結露が増えると、
カビやダニの原因になります。
そしてカビやダニは、
喘息やアレルギー症状に関係すると言われています。
つまり、
住宅の温度環境は、
私たちが思っている以上に健康へ影響しているのです。
近年では、
住宅と健康の関係について様々な研究が行われています。
その中では、
暖かい住宅に住むことで、
血圧や睡眠の質などに良い影響が見られたという報告もあります。 慶應義塾大学
もちろん、
高断熱住宅に住めば病気にならない、
という話ではありません。
しかし、
健康的な暮らしを支える環境になる可能性はあります。
私は住宅を
「家族が一番長く過ごす場所」
だと考えています。
だからこそ、
デザインや価格だけではなく、
健康への影響も考えていただきたいと思っています。
本当に良い家とは、
見た目が良い家だけではありません。
家族が安心して長く暮らせる家だと思っています。
深澤敏仁のひと言
「私は住宅性能の話をする時、
光熱費より先に健康の話をすることがあります。
なぜなら、
毎日の暮らしに影響するのは数字ではなく体だからです。
暖かい家は贅沢ではありません。
家族の健康を守るための住環境だと思っています。
家づくりは建物づくりではなく、
健康づくりでもあるのです。」










