解体工事を自分で手配する「分離発注」は安くなりますか?メリット・デメリットと注意点を教えてください。
Q
70歳です。建て替えを計画しています。住宅会社へ解体工事もまとめてお願いするより、自分で解体業者を探した方が安くなると聞きました。本当にお得なのでしょうか?分離発注のメリット・デメリットを教えてください。
結論
分離発注によって解体費用が安くなる可能性はありますが、シニア世代には慎重な判断をおすすめします。
確かに中間マージンが減る場合もありますが、
その代わり、
- 工程管理
- 近隣対応
- アスベスト対応
- トラブル時の責任
などを自分で管理する必要があります。
「解体費だけ」を見て判断すると、結果的に高くつくこともあります。
分離発注とは?
分離発注とは、
住宅会社とは別に、
施主(お客様)が直接、
解体業者と契約する方法です。
つまり、
- 解体はA社
- 建築はB社
という形になります。
メリット① 解体費が安くなる場合がある
住宅会社を通さないため、
中間マージンが発生しないケースがあります。
その結果、
数万円〜数十万円程度
安くなることがあります。
ただし、
必ず安くなるとは限りません。
メリット② 業者を自由に選べる
地元で実績のある解体業者を、
自分で選べます。
相見積もりも取りやすくなります。
デメリット① 工程管理が難しい
一番多い問題です。
例えば、
解体が遅れると、
建築工事も遅れます。
その責任は、
住宅会社ではなく、
施主が調整する場面も出てきます。
デメリット② トラブル時の責任が分かれる
例えば、
解体後に、
- 地中埋設物
- 地盤問題
- 境界トラブル
が見つかった場合、
解体業者と住宅会社の間で、
責任範囲の調整が必要になることがあります。
デメリット③ アスベスト対応
築40年以上の住宅では、
アスベスト調査が必要です。
調査・除去・追加費用なども、
施主が確認する必要があります。
デメリット④ 補助金との関係
解体補助金では、
建築会社が一括で申請した方が、
スムーズなケースもあります。
分離発注の場合は、
申請者や契約者を確認する必要があります。
シニア世代におすすめなのは?
建て替えでは、
安心を重視するなら、
住宅会社へ一括で依頼する方法がおすすめです。
一方、
信頼できる解体業者が既に決まっている場合は、
分離発注も選択肢になります。
必ず確認したいこと
分離発注するなら、
住宅会社へ確認しましょう。
- 分離発注できますか?
- 解体後の保証は?
- 工程管理は誰がしますか?
- 地中埋設物は誰が対応しますか?
- アスベストは誰が手配しますか?
シニア世代におすすめの住宅性能
建て替えるなら、
住宅性能も大切です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 長期優良住宅
安心して長く暮らせる住宅になります。
法律・制度の根拠
解体工事は、
- 建設業法
- 建設リサイクル法
- 大気汚染防止法
- 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
などに基づいて施工されます。
契約は、
施主と解体業者との
請負契約
になります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「解体だけ自分でお願いした方が安いですか?」
というご質問をいただきます。
私たちは、
価格だけではなく、
建て替え全体の安心
を考えていただきたいと思っています。
例えば、
解体工事では、
- アスベスト
- 境界確認
- 地中埋設物
- 補助金
- 仮住まい
など、
建築へ直結する問題があります。
そのため、
私たちは、
解体から建築まで一貫して管理することで、
スケジュール遅延や責任の所在が曖昧になるリスクを減らしています。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
まで含め、
安心して住み続けられる家をご提案しています。
分離発注は、「安くなるか」だけで判断するものではありません。
建て替え全体をスムーズに進められるかまで考えて選ぶことが、シニア世代には特に大切だと私たちは考えています。










