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補助金を受けるために必要な「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」などの証明書費用。山梨県での建て替え窓口Q&A

補助金を受けるために必要な「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」の取得方法と費用。

こんなご相談をいただきました

省エネ住宅の補助金を調べると「BELS評価書が必要」と書かれています。BELSは必ず取得しなければならないのでしょうか。また、取得方法や費用、申請する時期についても教えてください。

A. BELSは住宅の省エネ性能を第三者が評価する制度です。ただし、BELSを取得しただけで補助金がもらえるわけではありません。利用する補助制度の要件を確認し、設計段階から準備することが大切です。

BELSは「補助金の認定」ではありません

BELSとは、住宅の断熱性能や一次エネルギー消費量を、登録された第三者機関が評価する制度です。

評価書やラベルには、主に次の内容が表示されます。

  • 断熱性能
  • 一次エネルギー消費量
  • 省エネ性能を示す星の数
  • ZEH水準などへの適合状況
  • 再生可能エネルギーを含めた削減率

詳しい表示内容は、国土交通省の省エネ性能ラベル制度でも確認できます。

注意したいのは、BELSは省エネ性能を証明する評価書であり、補助金の交付決定通知ではないということです。

補助制度ごとに対象となる性能、工事時期、申請者、提出書類が異なります。制度によってはBELS以外の住宅性能評価書や長期優良住宅の認定通知書などを使える場合もあります。

たとえば国の住宅補助制度でも、BELS評価書だけが唯一の証明方法とは限りません。利用する年度の対象住宅と提出書類を先に確認する必要があります。

BELS取得までの流れ

一般的には、次の順序で進めます。

  1. 利用したい補助制度と住宅性能を決める
  2. 断熱材、窓、給湯器、換気設備、太陽光発電などの仕様を確定する
  3. 建築会社や設計者が省エネルギー計算を行う
  4. 登録BELS評価機関へ図面と計算書を提出する
  5. 審査と修正対応を行う
  6. BELS評価書と評価ラベルを受け取る
  7. 建築会社が補助金の申請書類を提出する

補助金は、原則として登録事業者である建築会社が申請する制度もあります。施主がBELSを取得しておけば自動的に申請できるわけではありません。申請者や手続きについても、契約前に確認してください。

取得費用はどのくらいかかる?

一般的な戸建住宅では、BELSの評価機関へ支払う審査料は、おおむね5万円から15万円程度が目安です。

ただし、次の費用が別に必要になることがあります。

  • 省エネルギー計算費
  • 図面や仕様書の作成費
  • 申請代行費
  • 修正や再申請の費用
  • ZEHや補助金申請に関する手続き費用

建築会社によっては本体価格に含まれている場合もあれば、すべて別途費用となる場合もあります。

「BELS取得費」という項目だけではなく、省エネ計算と補助金申請を含めた総額を確認しましょう。

申請は着工前に準備する

BELSは、建物が完成してから考えるものではありません。

断熱材の種類や厚さ、窓の性能、冷暖房設備、給湯器、換気設備、太陽光発電の容量などをもとに計算するため、設計仕様が固まった段階で申請します。

申請後に窓や設備を変更すると、再計算や評価書の取り直しが必要になることがあります。補助金の申請期限に間に合わなくなる可能性もあるため、契約前に次の点を確認してください。

  • どの補助制度を利用するのか
  • 必要な断熱等級と一次エネルギー消費量等級
  • BELS評価書が必要なのか
  • 取得費用は見積りに含まれているのか
  • 申請期限までに評価書が発行されるのか
  • 不採択や予算終了の場合、費用を誰が負担するのか

星の数だけで判断しない

「BELSで星を取得しているから高性能住宅」と説明されることがありますが、星の数だけで住宅全体の性能を判断するのは危険です。

BELSは設計図書に基づく省エネ評価であり、現場で実測する気密性能を証明するものではありません。施工精度や実際の冷暖房費、室温の安定性まで保証する制度でもありません。

確認したいのは、次の具体的な数値です。

  • UA値
  • 断熱等性能等級
  • 一次エネルギー消費量等級
  • BEI
  • 冷房期の日射熱取得率
  • 完成時に実測したC値

BELSと実際の気密測定は、分けて考える必要があります。

補助金より高くならないか確認する

補助金を受けるために、断熱仕様や設備を必要以上に追加すると、受け取る補助額より追加費用の方が高くなることがあります。

たとえば20万円の補助金を受けるために、性能変更、計算、認証、申請などで30万円以上かかるのであれば、補助金だけを目的にするメリットは小さくなります。

「補助金はいくらもらえるか」ではなく、次の計算で判断してください。

補助金額-性能向上費-BELS取得費-計算・申請費=実際のメリット

省エネ性能そのものが暮らしに必要で、そのうえで補助金を利用できる、という順番が理想です。

デザインハウス甲府からのアドバイス

BELSは住宅性能を客観的に確認するうえで役立ちます。しかし、BELSを取得しただけで補助金が確定するわけでも、快適な住宅になるわけでもありません。

デザインハウス甲府では、断熱等級6・UA値0.46以下を基本に、第一種熱交換換気や太陽光発電を含めて計画します。さらに、BELSでは確認できない気密性能についても、全棟で気密測定を行い、C値0.7以下を確認します。

大切なのは、評価書を取得すること自体ではありません。

どの補助制度を使い、取得費用を含めて本当に得になるのか。そして、計算上の性能が実際の施工でも確保されているのか。

BELSの星だけで判断せず、申請費用、性能数値、現場の気密測定まで確認してから建築会社を選びましょう。

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

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