Q.相談や提案を受けた後に契約しなかったら、費用や営業連絡はどうなりますか?
A.費用は、それまでに何を依頼し、どの条件に合意したかで確認します。工事を契約しなかったことだけで、必ず無料とも有料とも決まりません。営業連絡は今後の希望を明確に伝えてください。私は、相談したことを理由に、断りにくい状態をつくりたくありません。
工事の契約と調査や設計の依頼を分けます
一般的な相談、現地調査、測量、詳細な図面作成などは、同じ業務ではありません。工事請負契約の前に、別の申込みや有料の依頼をしている場合もあります。申込書や説明資料を確認し、実施した作業と費用の条件を照合してください。
例えば、相談は無料でも、依頼した調査は実費という条件なら、その対象と金額、実施の承諾を確認します。逆に、無料と説明された提案を受けただけで、後から当然に設計料が発生するとは決められません。名称より、何を説明し合意していたかが重要です。
住まいるダイヤルでも、設計の依頼内容や費用を明確にしないまま進み、中止時に請求で争う事例が紹介されています。請求を受けて疑問がある場合は、根拠、内訳、依頼した日時を求めます。ここでは個別の支払義務を判定することはできません。
見送る意思と今後の連絡希望を伝えます
今回は見送る、他社に依頼する、半年ほど計画を止めるなど、検討状況を伝えると行き違いを減らせます。詳しい家庭事情や、他社の契約条件まで説明する必要はありません。継続して相談したいのか、営業連絡を止めたいのかを分けて伝えてください。
例えば、「今回は契約を見送ります。今後の営業電話と訪問は不要です。未精算の依頼業務がある場合だけ、内容をメールで連絡してください」と書けます。営業を断ることと、すでに依頼した業務の精算を確認することが混ざりにくくなります。
資料請求サイトなどを通じて複数社へ情報を送っている場合は、一社への停止依頼が他社へも届くとは限りません。どこから連絡が来ているかを確認し、必要な窓口へ個別に希望を伝えます。紹介者への連絡と、住宅会社への連絡も分けて整理します。
終了時に費用と資料を確認します
有料業務を依頼しているなら、完了分と未実施分、支払済みの金額、受け取る成果物を確認します。仮に調査費を先払いしていた場合も、名称だけで全額返金または返金なしとは判断できません。合意した条件と実施状況を見て精算する必要があります。
相談を終えるときは、次の4点をそろえます。
・依頼済みの有料業務と実施状況。
・精算金額、その内訳、支払や返金の予定。
・受け取る資料と図面を使える範囲。
・今後の連絡方法と営業連絡の停止希望。
提案図面を持っていることと、別の会社で自由に使えることは同じではありません。使用を考える場合は、作成時の条件を確認してください。費用を巡る問題と図面の利用を巡る問題を、一つの感情的な対立にまとめないことが役立ちます。
連絡を止めたいと伝えた後も案内が続く場合は、依頼した日付と対象を会社の窓口へ改めて伝えます。個人情報の削除を希望する場合も、その範囲や取扱いを確認します。契約や法令上の保存が必要な記録まで、必ず即時にすべて消せるとは限りません。
当社に対しても、話を聞いたから契約しなければならないと考えないでください。一方で、有料の仕事を依頼した場合は、条件に沿って整理することが必要です。相談のしやすさを守るためにも、費用が生じる業務は、始める前に確認していただきたいと思います。
断りづらさを残さずに検討できることも、住宅会社を比べる条件です。私は、見送るときまで説明が通じ、必要な精算や連絡の終了を確認できる関係を大切にしたいと考えています。不明点が残る場合は、担当者だけでなく会社の責任者へ確認してください。
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