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水道メーターの口径変更費用は誰が払う?

水道メーターの口径変更費用は誰が払う?

A. 新築に伴う口径変更は、原則として施主が負担するケースが一般的です。ただし、住宅会社の見積もりに含まれていれば工事請負金額の中から支払われ、土地売買契約で売主負担と定めていれば売主負担になる場合もあります。

特に注意したいのが、既存住宅や古家付き土地にある13mmの水道を、新築時に20mmへ変更するケースです。

甲府市では、13mmから20mmへ増径する場合、加入金の差額と、指定工事業者による変更工事・申請費用が必要です。

甲府市の加入金差額

甲府市上下水道局の水道加入金は、現在次のようになっています。

メーター口径 加入金・税込
13mm 8万8,000円
20mm 17万6,000円
差額 8万8,000円

13mmから20mmへ変更する場合、加入金だけで8万8,000円の差額が必要です。甲府市上下水道局「水道加入金について」

ただし、これは水道加入金の差額だけです。

実際の口径変更工事費は別にかかります。

加入金以外にかかる費用

口径変更では、次の費用が発生する可能性があります。

  • 上下水道局への申請費
  • 指定工事業者の申請代行費
  • 既存メーター・メーターボックスの変更
  • 給水管の交換
  • 道路の掘削
  • 舗装の復旧
  • 道路使用・道路占用手続き
  • 交通誘導員
  • 敷地内配管の変更
  • 既存配管の撤去・処分

甲府市では、口径変更工事を市の指定給水装置工事事業者へ依頼し、申請・認可後に施工する必要があります。工事費とは別に申請費用が必要と案内されています。甲府市上下水道局「水道メーターの口径変更」

メーターだけ交換すればよいとは限らない

既存メーターが13mmでも、道路から敷地までの給水管も13mmの場合があります。

その場合、メーターだけを20mmへ交換しても十分な給水量を確保できず、道路内の本管接続部分から給水管を交換する可能性があります。

必要な工事は、既存配管の状況で変わります。

既存状況 必要になる可能性がある工事
給水管が20mm、メーターだけ13mm メーター・ボックス変更中心
給水管もメーターも13mm 給水管の増径工事
給水管が老朽化 配管交換・撤去
本管が道路反対側 道路横断掘削
交通量が多い道路 誘導員・夜間工事など
舗装復旧範囲が広い 復旧費用が増加

道路を掘る必要があるかどうかで、金額は大きく変わります。

加入金差額は8万8,000円でも、掘削・配管・舗装復旧まで含めると、総額が数十万円から100万円を超える可能性もあります。

なぜ13mmから20mmへ変更する?

新築住宅では、水を同時に使う場面が増えています。

  • キッチン
  • 浴室シャワー
  • 洗面台
  • トイレ
  • 食器洗い乾燥機
  • 洗濯機
  • 外部水栓
  • 2階トイレ・洗面
  • エコキュートへの給水

13mmのままだと、複数の場所で同時使用したときに水量や水圧が不足する可能性があります。

ただし、必要な口径は設備数・配管距離・高低差・地域の水圧によって異なります。単純に「新築だから必ず20mm」と決めるのではなく、指定工事業者に給水計算と現地確認を依頼します。

誰が負担する?

施主負担になるケース

  • 新築計画に伴い13mmから20mmへ変更する
  • 設備数を増やしたため増径が必要
  • 見積書に「水道口径変更・別途」と書かれている
  • 土地売買契約に売主負担の記載がない
  • 施主が契約後に水回りを追加した

住宅会社の契約額に含まれるケース

  • 見積書に口径変更工事が明記されている
  • 水道加入金差額まで含む総額契約
  • 給水管・道路掘削・舗装復旧まで請負範囲に入っている

この場合も、経済的には施主が工事請負代金として支払っていますが、契約後に別途追加される費用ではありません。

売主負担になる可能性があるケース

  • 「20mmの水道引込み済み」として土地を購入した
  • 売買契約に20mmへの変更を売主負担と記載した
  • 売主の説明と実際の口径が違った
  • 宅地造成工事の範囲に給水設備が含まれている

土地広告に「水道引込み済み」と書かれていても、口径が13mmか20mmかまでは分からない場合があります。

住宅会社の調査漏れなら?

現地に13mmメーターがあることを住宅会社が契約前から確認できたのに、見積書へ口径変更費用を入れていなかった場合でも、自動的に施主負担になるとは限りません。

確認するのは次の内容です。

  • 現地調査報告書
  • 土地資料
  • 水道メーターの写真
  • 見積書の給排水工事項目
  • 「別途」「概算」の記載
  • 工事請負契約の範囲
  • 住宅会社からの事前説明

住宅会社から、

「20mmにしないと建てられないので、追加で80万円です」

と言われたら、

「契約前に確認できなかった理由と、工事請負契約に含まれない根拠を示してください」

と確認します。

減径しても加入金が戻るとは限らない

甲府市では、20mmから13mmへ小さくしても、加入金は返金されず、20mmの口径権利が残ると案内されています。

水道料金を下げる目的などで安易に口径を小さくすると、給水量へ影響する可能性もあります。変更前に上下水道局と指定工事業者へ確認してください。

見積書で確認する項目

住宅会社には、次のように依頼してください。

「現在のメーター口径と、道路からメーターまでの給水管口径を調査してください。20mmへの変更が必要なら、加入金・申請・掘削・配管・舗装復旧まで含めた税込総額を出してください」

見積書は次のように分けてもらいます。

項目 確認内容
加入金差額 自治体へ支払う金額
申請費 上下水道局への手続き
工事費 給水管・メーター周辺工事
道路掘削 掘削範囲と延長
舗装復旧 復旧面積・方法
交通対策 道路使用・誘導員
見積対象外 追加になる可能性

水道メーターを13mmから20mmへ変える費用は、加入金差額だけではありません。
土地購入前に、メーターと給水管の両方を確認し、道路復旧まで含めた総額を出してもらってください。

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