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残土処分費は、なぜ土地で大きく変わる?

残土処分費は、なぜ土地で大きく変わる?

結論 :土の量と性質と運ぶ条件で費用が変わる

A 残土処分費は、掘る量だけでなく土の性質、搬出車両、運搬距離、受入先等で変わります。平らに見える土地でも基礎や配管で土が出ます。一方、すべての土を同じ処分費で計算できるわけではないため、数量と条件を示した見積もりを確認します。同じ延床面積でも、地盤の高さや基礎の形式で土量は変わります。建物の大きさだけを根拠に一律の処分費を当てはめず、設計図と数量を照合してください。

残土費は、掘る量だけでなく、土質、含水、積込み、車両、運搬距離、受入先、処分条件で変わります。掘削前の地山の量と、掘ってほぐれた土の運搬量も同じとは限りません。単位が立方メートル、トン、台のどれかをそろえて比較します。

残土費は、発生する土、敷地内で使う土、外へ運ぶ土を分けると確認しやすくなります。基礎、給排水、擁壁、造成で同じ場所を掘る場合、各見積もりへ同じ量を重ねていないかを見ます。現況の地盤高さと計画の高さが変われば、出る量と必要な土の量も変わります。余った土を庭へ置けば処分費が減るとしても、排水や建物高さ、隣地への影響が変わる場合があります。数量を減らすためだけに、計画外の盛土を施主が指示しないようにしてください。

発生する土の計算を調べる

基礎、造成、擁壁、配管等の工事を分け、どこから何の土が出るかを確認します。現地の体積と、掘り起こして運ぶ体積は同じとは限りません。地盤面の変更や庭での再利用をする場合は、設計と排水への影響も確認してください。土量をどの単位で計上しているかも確認します。車両の台数なら積載条件、体積なら測定の根拠を聞き、異なる数え方の見積もりをそのまま比較しないようにします。

資料では、掘削数量の根拠、運搬時の数量、現場内で使う土、搬出が必要な土を照合します。

見積もりの単位は、地山の体積、掘り起こした体積、重量、車両台数のどれかを確認します。換算係数と積載条件が違えば、同じ工事でも数字が違って見えます。前の仮定で運搬対象60㎥、一台2㎥なら30台ですが、これはすべての土や車両へ使う換算ではありません。実際の土質、含水、車両の許容積載等に基づく数量を業者へ示してもらいます。台数が増えたときは、土量が増えたのか、小さい車に変わったのかを分けて聞くと、追加の理由を追いやすくなります。

普通の土と廃棄物を区別する

建設で出た土がすべて産業廃棄物になるわけではありませんが、コンクリート等の廃棄物や汚染が疑われる土は扱いを分ける必要があります。安いから何でも混ぜて搬出する方法を選ばず、法令と受入条件に合う処理かを確認します。[資料25・31・35]異物が混ざった土の処理は、見た目だけで普通の残土と判断しないでください。分類と受入条件を担当業者へ確認し、適切な処理をした記録も受け取ります。

担当者には、土砂と混合物、石やがれき、汚染の懸念、必要な調査と適切な処理先を質問してください。

土の区分は、業者の受入条件と法令に沿って確認します。建設発生土と、コンクリート片等の廃棄物を混ぜた物、汚染が疑われる土を一律の処理にしません。見積もりの安さを理由に、不適切な場所へ置いてもらう依頼をしないでください。受入先の名称と条件、運搬の記録、必要な処理の証明を確認します。県の処分場情報に載っている施設でも、今回の民間住宅の土を必ず受け入れるとは限りません。現場の量と状態を伝えて、受入れ可能と確認した条件で見積もってもらいます。

運搬と受入れの費用を比べる

狭い道で小型車しか使えない場合は運搬回数が増えることがあります。積込み、場内移動、運搬、受入れを分けて比べます。県が案内する処分場等でも、工事の種類や受入条件は施設ごとに異なるため、そこへ必ず持ち込めるとは考えないでください。遠い受入先でも単価が安く、近い受入先でも運搬が簡単とは限りません。受入費と輸送費を合わせ、狭い道路の積替え等も含めた総額で比べることが大切です。

見積もりは、車両の大きさと台数、距離、積込み、受入条件、計上された単価の範囲をそろえて比べます。

運搬費は、距離だけではなく一日に何往復できるかでも変わります。仮に30台分を一日十往復できる条件なら三日ですが、進入や受入時間の制約で五往復なら六日になります。必要な人員や車両数が同じとは限らないため、これをそのまま費用の二倍とするものではありません。積込み機械の待機や積替えが増えるかを業者へ確認します。受入単価が安くても、遠距離で日数が増えれば総額が高い場合があります。積込み、運搬、受入れ、仮置きを分けた金額で比較してください。

追加が出る条件を書面にする

掘ってから岩、地下の基礎、予想外の土等が見つかった場合、追加費用になる条件を確認します。写真、数量、処理方法、金額を説明し、承認してから進める連絡手順を決めます。現場で出たからというだけの請求と、根拠のある変更を区別しましょう。追加分の数量を誰が確認するかを決めておきます。搬出後は現物を見られなくなるため、写真、伝票等の必要な記録を先に協議すると請求を確認しやすくなります。

契約前には、見積もりの想定土質、追加時の記録、数量確認、変更の承認と支払いを整理します。

具体例で分かる購入への影響

仮定例として、掘削・搬出する土を地山で50㎥とし、ほぐれによる増加を1.2倍と仮定すると運搬対象は60㎥です。有効積載を一台2㎥と置けば30台になります。この量と一台当たり費用を分けると、数量増と単価増のどちらで増額したかが分かります。比率や積載量は土と車両の実際の条件に置き換えます。

残土の数量が増えた説明には、掘削前後の高さ、増えた場所、搬出の記録を対応させます。数量の増加と車両条件による台数増を混ぜないようにします。受入先が変わる場合は、適切に処理できる条件と運搬費を確認し、追加単価の根拠も更新してもらいます。

仲介会社と住宅会社に聞く言葉

「残土量はどの図面と高さから計算しましたか。数量の単位と換算条件は何ですか。運搬距離、受入先、受入料金、異物混入や軟弱土が出た場合の追加条件を示してください」と聞きます。

追加精算の取決めでは、基本見積もりに含む量、超過分の単位と単価、異物等が出たときの扱いを確認します。掘削後に現物を搬出すると戻せないため、写真と数量記録を残す手順を先に決めます。施主へ連絡するまで止められる作業と、現場の安全上すぐ対応する必要がある作業も工事会社と整理します。「現場から出たので追加です」という請求には、場所、量、区分、処理先、承認の記録を対応させて説明してもらいます。金額へ疑問があっても、適切な処理自体を省く指示はしないでください。

購入を進める条件と止める条件

土量計算と搬出先の条件があり、追加の単価や承認手順が明確なら管理しやすくなります。見積もりの「残土一式」だけで大量の追加を承認しないことです。盛土で敷地内へ残す案も、排水、建物高さ、土留め、法令への適合を検討し、処分費だけを減らすための土の積上げを選ばないでください。

購入前の予算では、未調査の土質や地中障害をゼロとして扱いません。造成履歴、古家解体、地下の設備の情報を集め、どの不確定要素が残土費へ影響するかを示してもらいます。基礎設計の変更で土量が動いたら、造成と外構の見積もりも更新します。余った土を使う案は、材料として適しているか、締固めや排水、法令の条件を満たすかを設計者に判断してもらいます。処分費だけを下げて、隣地への流出や将来の地盤負担を増やさないよう、敷地全体の完成状態で費用を評価してください。

関連URL

1 山梨県 民間残土処分場の情報

山梨県の民間残土処分場に関する情報です。今回の土の区分・量で受け入れ可能かは、施設ごとの条件を必ず確認します。

https://www.pref.yamanashi.jp/gijutsukanri/minkanzando.html

2 山梨県 産業廃棄物の適正処理

産業廃棄物の適正処理に関する案内です。普通の建設発生土と、廃棄物や異物を含む物の扱いを分けて業者へ確認する際に使います。

https://www.pref.yamanashi.jp/kankyo-sb/tekiseisyori.html

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