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新しい建材や設備を標準採用するとき、社長は何を確かめていますか?

Q.新しい建材や設備を標準採用するとき、社長は何を確かめていますか?

A.性能の根拠、現場で施工できる条件、住んでからの使い方と手入れ、故障や交換への対応、費用を確認することが大切だと考えています。新製品だから優れている、従来品だから古いという判断はしません。家全体で必要な役割を果たすかを見ます。

カタログの数値が何を測ったものか確認します

新しい製品の紹介では、高性能、長寿命、省エネなどの言葉が目に入ります。まず、試験方法、対象、使用条件、比較する製品を確認します。材料単体の数値なのか、設備を含むシステムの数値なのかによって、読み取れることが異なります。

例えば、設備の効率が上がったという説明でも、ご家族の使用量や運転時間で実際の効果は変わります。試験の条件と暮らしの条件を分け、必ず光熱費が同じ割合で下がると約束しないことが大切です。期待する効果と、確認できた事実を整理します。

第三者の評価や認定がある場合も、その対象範囲を見ます。製品の一部分の認定を、家全体の安全や快適さの証明として使うことはできません。比較表の数字だけを見ず、施工する条件まで確認する必要があります。

現場で正しく施工できるかを見ます

優れた材料でも、下地、接合、配線、配管、防水や気密などの扱いが変わる場合があります。メーカーの施工資料を読み、工事を担当する人が理解し、必要な確認をできるかを考えます。使い慣れた材料と同じ感覚で扱えばよいとは限りません。

建物との相性も重要です。断熱材なら厚みだけでなく、湿気への配慮や周囲の納まりを検討します。設備なら必要な空間、電源、点検口などを見ます。商品を置けることと、適切に施工して使い続けられることを分けます。

当社は2×6工法を基本としていますから、新しい建材や設備についても、その設計と施工に合うかを確かめる必要があります。新しさを売るために、確認する工程や役割を曖昧にすることは避けたいと思います。

住む人の手間と将来の交換を考えます

掃除、フィルター交換、操作、消耗品の購入など、使う人が日常的に行う仕事も見ます。機能が多くても、手入れが難しくて使わなくなれば、期待した価値を得にくくなります。誰がどの頻度で扱うかまで想像して選びます。

故障したときは、連絡先、修理の手配、必要な部材、取り外しの方法が重要です。長い保証年数が書いてあっても、すべての部位や工事が無償になるとは限りません。保証の対象と、別途必要な作業を確認します。

価格も購入時だけで比べません。仮に本体を安く導入できても、定期の部品交換や特殊な作業が必要なら、その負担を含めて考えます。ただし、将来の費用が確定しているように説明せず、現時点で分かる条件と未確定の条件を分けます。

採用を検討する際の確認点は次の5つです。

・性能を示す試験や資料と、その対象範囲。

・建物の工法や現場での施工条件。

・操作と手入れを続けられるか。

・保証、修理、補修部品、交換の条件。

・導入費と継続して必要になる負担。

供給を続けられるかも確認したい点です。一度だけ安く入手できることと、今後の住宅でも同じ条件で使えることは異なります。欠品や廃番の際の代替手段まで見ておく必要があります。

私は自宅で全館空調、高断熱、エレベーターを実際に試し、お客様に勧めるようになった経験があります。ただし、それをすべての製品を自宅で試しているという意味にはしません。使用した感想と、一般的な性能の根拠は分けて説明することが必要です。

当社の新しい標準仕様についても、なぜ採用するのか、従来との違いは何かを聞いてください。ご家族に必要な機能かまで考え、納得できる説明があるかを見る。その確認を重ねて、住宅全体として使い続けやすい選択につなげたいと思います。

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36 断熱性能をさらに上げたいと言われたら、追加費用に見合うかどう判断しますか?

39 選んだ標準設備が発注前に生産終了したら、代替品と差額はどう決めますか?

参照資料 S2、S8

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