Q. 山梨で住宅会社の性能を比較するとき、どの数字を見れば本当の違いが分かりますか?
A. UA値、C値、断熱等級、耐震等級、構造計算の方法、換気の熱交換率を確認してください。ただし、カタログに書かれた最高値やモデルハウスの測定値だけでは判断できません。
大切なのは、契約する住宅がどの性能になるのか、全棟で測定・計算しているのか、その結果を書面で受け取れるのかです。
山梨は夏の猛暑と冬の冷え込みが厳しく、地域によって標高差もあります。UA値だけが良くても、隙間が多く、日射遮蔽や換気計画が悪ければ、夏は暑く冬は寒い家になります。「高性能住宅」という言葉ではなく、複数の数字と実測結果をセットで比較してください。
実態・リスクの比較表
| 比較項目 | 山梨エリアで実際に起きている具体例・現状 | 発生するリスクと生活への影響 |
|---|---|---|
| UA値・断熱等級 | 「ZEH水準」「高断熱」と説明されても、建物ごとのUA値が提示されない | 冷暖房費が予想以上にかかり、部屋ごとの温度差も大きくなる |
| C値・気密測定 | 「高気密」と広告しながら、完成後の気密測定を行わない会社がある | 隙間風、花粉や砂ぼこりの侵入、計画換気の乱れ、結露リスクにつながる |
| 耐震等級 | 「耐震等級3相当」と、正式な耐震等級3が混同されている | 大地震後に住み続けられない可能性があり、地震保険の割引にも影響する |
| 構造計算 | 壁量計算だけで耐震性を説明し、許容応力度計算を行わない場合がある | 柱、梁、基礎、接合部まで含めた安全性を十分に確認できない |
| 換気性能 | 熱交換率だけを強調し、ダクト設計や給排気計画を説明しない | 冬に冷たい空気が入り、臭い・湿気・二酸化炭素が滞留する |
| 窓・日射計画 | 高性能サッシを採用しても、西日や夏の日射への対策が不足する | 夏の室温が上がり、冷房負荷と電気代が増える |
| 数値の根拠 | モデルハウスや過去の最高記録だけを性能値として紹介する | 実際に建てる家が同じ性能になる保証がない |
性能比較で失敗しない4大防衛策
- UA値と断熱等級を書面で確認する
「高断熱です」という説明では不十分です。契約予定の建物について外皮計算を行い、UA値と断熱等級を確認してください。
- 全棟で完成時の気密測定を実施させる
C値は設計図だけでは確定できない実測値です。目標値だけでなく、完成した自宅の測定結果を報告書で受け取ることが重要です。
- 耐震等級3の計算方法まで確認する
「等級3相当」ではなく、許容応力度計算による正式な耐震等級3かを確認します。耐震と制震は役割が異なるため、制震装置だけで耐震性能を判断してはいけません。
- 数字を単独ではなく総合性能で判断する
UA値、C値、換気、耐震、窓、日射取得・遮蔽、冷暖房計画は相互に関係します。数字の競争ではなく、山梨の敷地条件に合わせて快適性と光熱費を設計できる会社を選んでください。
土地契約前・相談時に住宅会社へ投げるべき「3大質問」
- 「この土地に建てる私たちの家は、UA値と断熱等級がいくつになりますか?」
→ 【見極めポイント】標準仕様の宣伝ではなく、建物の形、方位、窓の配置まで反映した計算結果を提示できるかを確認します。
- 「完成した私たちの家で気密測定を行い、C値を報告書で渡してもらえますか?」
→ 【見極めポイント】モデルハウスだけでなく全棟測定か、目標未達の場合に補修と再測定を行うかまで確認してください。
- 「耐震等級3は、許容応力度計算による正式な取得ですか?」
→ 【見極めポイント】「相当」「社内基準」「壁量計算だけ」という曖昧な回答ではなく、計算書や第三者評価を提示できるかが判断基準です。
デザインハウス甲府の考え方
単に家を建てるだけでなく、住んでからの毎日の時間と家計に圧倒的な「ゆとり」を生み出すことこそが、家づくりの真の価値であると私たちは考えています。
数値だけを競うのではなく、冬の日差しを取り込み、夏の日差しを遮るパッシブ設計を基本に、高遮音・高耐震、無駄の少ない家事動線、家族同士のプライバシーにも配慮します。甲府盆地の猛暑、冬の冷え込み、地域ごとの標高差や強い日射を踏まえ、山梨の気候風土に寄り添った最適な住まいづくりを追求しています。
よくある質問(FAQ)
Q. UA値が低ければ、必ず暖かく涼しい家になりますか?
A. いいえ。UA値は重要ですが、C値、窓の配置、日射遮蔽、換気、冷暖房計画、施工精度が悪ければ、期待した快適性は得られません。UA値だけで住宅会社を選ばないでください。
Q. C値は設計段階で分かりますか?
A. 目標値は設定できますが、最終的には測定しなければ分かりません。施工品質によって結果が変わるため、完成後に自宅を測定し、報告書を受け取ることが必要です。
結論
住宅性能を比較するときの最大の教訓は、「高性能」という宣伝文句や一つの数字だけを信じないことです。
UA値は計算、C値は実測、耐震性能は等級だけでなく計算方法まで確認する。さらに、換気、日射、窓、冷暖房計画を含めて総合的に判断してください。
本当に誠実な住宅会社は、都合の良い最高記録だけを見せるのではなく、あなたが建てる一棟の数値と根拠を契約前に説明します。数字を公開し、測定し、結果に責任を持つ会社を選ぶことが、山梨で長く快適に暮らすための重要な防衛策です。
関連Q&A
解答者 デザインハウス甲府 深澤敏仁 電話 0120-916-822










