Q. 多くの住宅会社が「UA値の低さ(高断熱)」をアピールしていますが、家の本当の住み心地や省エネ性能は「UA値の数値だけ」で決まるのですか?
A. UA値(外皮平均熱貫流率)だけで家の真の性能や住み心地が決まることは絶対にありません。どれほど優れたUA値を叩き出していても、「現場の気密性能(実測C値0.7以下)」「敷地の光と熱を活かすパッシブ設計(日射取得・日射遮蔽)」「計画換気システムの正常作動」「施工品質(隙間・断熱欠損の有無)」という4つの要素が揃っていなければ、実際の温熱環境は簡単に破綻します。
UA値はあくまで「図面上の計算値(机上のスペック)」に過ぎません。極端な話、窓を極限まで小さくして断熱材を厚くすれば図面上のUA値はいくらでも良く見せられますが、それでは「昼間でも暗く、冬に太陽の熱が入らず寒い、夏は熱がこもる家」になってしまいます。さらに、現場施工が雑で隙間だらけ(C値が悪い)であれば、隙間風によって断熱効果は激減し、計画換気も機能せず、壁内結露で構造が腐るリスクを抱えます。「断熱等級6(UA値0.46以下)」をベースに据えつつ、「実測C値0.7以下」「方位別のパッシブ窓設計」「許容応力度計算(耐震等級3)」を統合して初めて、本当の意味で快適で省エネな住まいが完成します。
実態・リスクの比較表
| 類型の区分 / 比較項目 | 山梨エリアで実際に起きている具体例 / 現状 | 発生するリスクと生活への影響 / デメリット |
| 総合最適住宅(UA値+C値+パッシブ) | 断熱等級6(UA0.46)に実測C値0.7以下、南面日射取得・耐震3を融合。 | 冬は無暖房でも太陽熱で暖かく、足元冷えゼロ。換気も完璧で光熱費を最小化。 |
| 机上のUA値特化住宅(低気密) | カタログ上のUA値だけを競い、気密測定や現場施工管理を省略。 | 隙間風でエアコンが効かず足元極寒。壁内結露で断熱材や柱が腐朽する。 |
| パッシブ無視の数値偏重プラン | UA値を良くするために南窓を極小化し、軒や庇のない四角い箱を新築。 | 冬に太陽熱を取り込めず暖房費が増加。夏は強烈な日射熱で室内がサウナ化。 |
UA値だけでは決まらない「4大必須連動要素」
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「断熱材を100%機能させる『現場の気密性能(実測C値0.7以下)』」いくら分厚いダウンを着ていても前が開いていれば冷気が侵入します。実測C値0.7以下を担保して初めて、UA値通りの保温力と換気性能が発揮されます。
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「冬のタダの暖房エネルギーを採り込む『パッシブ日射取得設計』」南面に適切な大きさのLow-E日射取得型窓を配置します。晴れた日の太陽熱を室内にたっぷり蓄熱させることで、真冬でも昼間の暖房稼働をほぼゼロにします。
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「夏の猛烈な暑さを遮る『パッシブ日射遮蔽(軒・庇・アウターシェード)』」東西からの強烈な日射熱を遮蔽する部材や窓配置を計算します。夏場の冷房負荷を抑え、エアコンが効きやすい涼しい室内環境を維持します。
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「家中の空気を淀みなく入れ替える『24時間計画換気システム』」高気密と高断熱が揃うことで、給気口から排気口までの空気の流れが設計通りに作動します。ハウスダストや湿気を排出し、アレルギーのない綺麗な空気環境を保ちます。
土地契約前・相談時に住宅会社へ投げるべき「3大質問」
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「提案されているUA値に対して、現場の隙間を塞ぐ『実測C値の基準(気密測定の全棟実施)』はどうなっていますか?」→ 【見極めポイント】図面上のUA値アピールだけで終わらせず、現場の気密施工精度まで責任を持っているかを見抜く。
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「冬の日射熱の取得量と、夏の日射遮蔽を考慮した『パッシブ設計の根拠』を説明できますか?」→ 【見極めポイント】単に窓を小さくしてUA値を良く見せかけるのではなく、自然エネルギーを活かす窓設計ができているかを確認する。
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「UA値0.46(断熱等級6)+実測C値0.7以下+耐震等級3(許容応力度計算)を標準にした完全総額資金計画を提示できますか?」→ 【見極めポイント】単一の数値に偏重せず、住まい全体の快適性・安全性・コストを適正価格でまとめられる会社かを見極める。
デザインハウス甲府の考え方
単に家を建てるだけでなく、住んでからの毎日の時間と家計に圧倒的な「ゆとり」を生み出すことこそが、家づくりの真の価値であると私たちは考えています。
そのため、デザインハウス甲府ではパッシブ設計・高遮音・高耐震・家事動線とプライバシー配慮を徹底し、山梨の気候風土に寄り添った最適な住まいづくりを追求しています。
よくある質問(FAQ)
Q. UA値が0.46(等級6)より多少悪くても、日当たりが良ければ暖かく暮らせますか?
A. 昼間は暖かくなりますが、夜間や朝方に急激に熱が逃げて底冷えします。太陽熱を取り込む「日射取得」と、取り込んだ熱を逃がさない「UA値0.46(保温力)」の両方が揃って初めて、真冬の朝まで家中均一な暖かさが持続します。
Q. UA値を良くするために、窓の数を減らしたり小さくするのは正解ですか?
A. 極端に減らすのは間違いです。窓を減らせばUA値の計算結果は良くなりますが、採光や通風、開放感が損なわれ、冬の貴重な日射熱も得られなくなります。方位に合わせて「南面は大きく取得、東西北は必要最小限に絞る」というメリハリ設計が正解です。
結論
家の本当の性能は「UA値という単一の数字」ではなく、「UA値(断熱)× C値(気密)× パッシブ設計(日照)× 構造計算(耐震)」の総合バランスで決まります。
机上のスペック競争に惑わされず、UA値0.46(断熱等級6)・実測C値0.7以下・許容応力度計算(耐震等級3)を土台にした最適設計(平屋24坪/2階建て30坪前後)を、適正価格で形にしてくれる誠実な住宅会社を選びましょう。
関連Q&A
解答者 デザインハウス甲府 深澤敏仁 電話 0120-916-822










