Q.御社が採用していない工法を希望したら、対応してもらえますか?
A.当社の基本は2×6の枠組み壁工法です。別の工法をご希望の場合は、まず理由と計画内容を伺い、対応できるかを個別に確認します。採用していない工法でも何でもできますと、最初からお約束することはしません。
工法の名前より先に実現したいことを伺います
軸組、鉄骨、鉄筋コンクリートなど、特定の工法を希望する背景は人によって異なります。大きな窓、広い駐車スペース、外観、家族からの勧めなどです。工法自体が条件なのか、その工法で実現できると思っている暮らしが条件なのかを分けて考えます。
例えば、大空間が欲しいという希望なら、必要な広さと壁を置ける位置を図面で確認します。窓を大きくしたい場合も、どの方向の景色をどの位置から見たいのかを伺います。最初に決めた工法を変えなくても目的を実現できる場合と、別の構造が適する場合があります。
ただし、目的を聞くことは、必ず当社の工法へ誘導するためではありません。鉄筋コンクリート造であること自体が譲れないなら、その条件を尊重します。違う工法でも同じですと説明するには、実現する性能や仕様を比較できる根拠が必要です。
工法の名前だけで家の結果は決まりません
2×6は、木造の枠組み壁工法の一つです。壁や床などを組み合わせて建物を支えるため、間取り、開口、構造に関わる壁を一緒に計画します。すべての壁が動かせないという意味ではありませんが、希望する位置に自由に窓を開けてよいわけでもありません。
また、2×6だから自動的に希望する耐震性、断熱性、気密性になるとは考えないでください。構造の検討、断熱と窓の仕様、接合部や隙間への施工など、実際の設計と工事の確認が必要です。工法名は選択の入口であり、完成する家のすべてを証明するものではありません。
比較する場合は、耐震の確認方法、断熱の計画、施工と検査の方法、将来の変更条件をそろえます。木造なら弱い、鉄骨なら安心といった印象だけでは、ご自身の住宅の性能は分かりません。説明する会社に、その計画の資料を求めてください。
当社が通常採用している方法と異なるご相談では、設計者、施工者、部材の手配、検査、保証の扱いを改めて確認する必要があります。材料を変更するだけで済むと考えず、工事全体の体制として検討します。
対応の可否は条件を整理してから判断します
相談の際は、次の3点を用意してください。
・希望する工法と、それを選びたい理由。
・その方法で実現したい空間や使い方が分かる資料。
・予算の上限と、変更できる条件。
当社の通常のつくり方で実現できるなら、変更する部分と目的を満たす部分を説明します。個別検討が必要なら、何を調べるのかを整理します。対応が難しいと判断した場合は、理由を曖昧にしたまま契約を先へ進めるべきではありません。
他の会社の図面や写真を参考にする場合も、そのまま利用できるとは限りません。図面の利用条件を確認し、希望する要素を言葉にして伝えてください。外観だけを似せても、構造や断熱、施工の方法まで同じになるわけではありません。
費用については、特殊な対応で増える設計、部材、施工や調整の負担まで比較します。契約の後で初めて差額が分かる進め方では、予算の判断ができません。対応できるという返事と、希望の予算で実現できるという返事を分けて受け止めてください。
私は、得意でない方法まで引き受けることを、提案力の証明にはしたくありません。工法へのこだわりを最初の面談で教えていただき、当社の家づくりと合うかを確認する。その順番で進めることが、お客様の希望を守ることにもなると考えています。
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参照資料 S2、S5










