建て替えを機に「家の履歴書」を作るべきですか?設計図やメンテナンス記録をデジタルで残すメリット
Q
57歳です。実家を建て替える予定です。住宅会社から「図面や保証書をデータで保管しておくと便利ですよ」と言われました。『家の履歴書』という言葉も聞きましたが、どのようなものなのでしょうか?本当に必要ですか?
結論
はい。建て替えをするなら、「家の履歴書」を作っておくことを強くおすすめします。
家の履歴書とは、
住宅に関する情報を一冊(またはデータ)にまとめた記録のことです。
これがあると、
- メンテナンス
- リフォーム
- 売却
- 相続
がとてもスムーズになります。
近年は、
紙だけでなく、クラウドやスマートフォンでも保管する方法が増えています。
家の履歴書とは?
家の履歴書には、
例えば、
- 設計図
- 配置図
- 構造計算書
- 地盤調査報告書
- 地盤保証書
- 気密測定結果
- 住宅性能評価書
- 長期優良住宅認定通知書
- メンテナンス履歴
- 保証書
- 設備の取扱説明書
などをまとめて保管します。
なぜ必要なの?
例えば10年後、
外壁塗装やリフォームをするとき、
設計図があれば、
配管や構造を壊さず工事できます。
また、
設備交換もスムーズになります。
売却時にも有利
中古住宅では、
購入希望者が、
「どんな家か分からない」
ことを不安に感じます。
しかし、
家の履歴書があると、
- いつ建てたか
- どんな性能か
- どんなメンテナンスをしたか
が分かり、
安心材料になります。
相続でも役立つ
子どもが相続した時も、
設計図や保証書がまとまっていると、
管理しやすくなります。
空き家対策にもつながります。
デジタル保管がおすすめ
最近は、
紙だけではなく、
PDFで保存し、
- パソコン
- クラウド
- スマートフォン
でも見られるようにする方が増えています。
万一、
紙が紛失しても安心です。
保存しておきたいもの
最低限、
次の書類は保管しましょう。
- 建築確認済証
- 検査済証
- 設計図
- 保証書
- メンテナンス記録
- 気密測定結果
- 地盤保証
- 住宅設備保証
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
建て替え前に、
次の質問をしましょう。
- 設計図はデータでももらえますか?
- メンテナンス履歴は残せますか?
- 保証書は電子保存できますか?
- 気密測定結果ももらえますか?
- 家の履歴書を作ってもらえますか?
将来も価値が続く住宅性能
家の履歴書には、
次の性能も残しておきましょう。
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- C値(気密測定結果)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
将来売却する際にも、
大きなアピールポイントになります。
法律・制度の根拠
住宅履歴情報の保管は、
法律上の義務ではありません。
しかし、
国土交通省は、
住宅履歴情報(いえかるて)
の整備を推進しています。
また、
長期優良住宅では、
維持保全計画や点検記録の保存が重要になります。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
建て替え後に、
「保証書を無くしてしまいました。」
というご相談をいただくことがあります。
私たちは、
完成時に、
- 設計図
- 保証書
- 地盤保証
- 気密測定結果
- 性能資料
などをまとめてお渡しし、
できる限りデジタルでも保管していただくことをおすすめしています。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
建物だけでなく、
「家の履歴」まで次の世代へ引き継げる家づくりを行っています。
家は建てた瞬間が完成ではありません。
建てた後の記録を残すことで、家の価値はさらに高まります。
建て替えを機に、
「家の履歴書」を作ることも、大切な資産づくりだと私たちは考えています。










