シニア世代の建て替えでは、廊下や階段の足元灯(フットライト)に人感センサーを付けた方が良いですか?
Q
72歳です。夜中にトイレへ行くことが増えました。暗い中を歩くのが少し不安なので、住宅会社から「人感センサー付きの足元灯」を勧められました。本当に必要でしょうか?普通の照明と比べてどんなメリットがありますか?
結論
シニア世代の建て替えでは、廊下・階段・トイレまでの動線には、人感センサー付きの足元灯を設置することをおすすめします。
足元灯は、
- 夜間の転倒防止
- スイッチ操作が不要
- まぶしすぎない
- 消し忘れがない
など、多くのメリットがあります。
特に夜中にトイレへ行く機会が増えるシニア世代では、安全性を高める設備として非常に有効です。
足元灯とは?
足元灯(フットライト)とは、
床付近をやさしく照らす照明です。
天井照明のように部屋全体を明るくするのではなく、
歩くために必要な部分だけを照らします。
そのため、
夜中でも目が覚めにくく、
安全に歩くことができます。
人感センサーのメリット
人感センサー付きなら、
人が近づくだけで自動点灯します。
例えば、
夜中にトイレへ行くとき、
スイッチを探す必要がありません。
また、
通り過ぎると自動で消灯するため、
消し忘れもありません。
転倒事故を防ぐ
厚生労働省の統計では、
高齢者の家庭内事故では、
転倒・転落
が大きな割合を占めています。
特に、
夜中に
- トイレへ行く途中
- 階段
- 廊下
で転倒するケースは少なくありません。
足元灯は、
こうした事故の予防に役立ちます。
設置する場所
おすすめは、
- 寝室から廊下
- 廊下
- 階段
- トイレ入口
- 洗面所入口
- 玄関
です。
歩く動線に沿って配置すると、
暗い場所がなくなります。
明るさはどれくらい?
足元灯は、
明るすぎる必要はありません。
目安は、
5〜20ルクス程度
のやさしい明るさです。
急に強い光を見ると、
目が覚めてしまったり、
まぶしく感じたりするため、
足元だけを照らす照明がおすすめです。
コンセント型より埋込型
建て替えなら、
壁へ埋め込む
埋込型フットライト
がおすすめです。
見た目もすっきりし、
コンセントもふさぎません。
また、
配線が見えないため、
掃除もしやすくなります。
1階完結型との相性も良い
シニア住宅では、
- 寝室
- トイレ
- 洗面所
を近くへ配置した
1階完結型
がおすすめです。
そこへ足元灯を組み合わせることで、
夜間の移動がさらに安全になります。
高性能住宅と組み合わせる
足元灯だけではなく、
住宅性能も重要です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 第一種換気(熱交換型)
暖かい廊下と足元灯を組み合わせることで、
ヒートショックや転倒の予防につながります。
法律・制度の根拠
住宅照明について法律で足元灯の設置義務はありません。
しかし、
高齢者向け住宅については、
**高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)**や、
国土交通省「住宅設計標準」
において、安全な移動のための照明計画が推奨されています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県で建て替えをされるシニア世代のお客様には、
私たちは、
「夜中の安全」を最も大切に考えています。
そのため、
- 寝室からトイレまで
- 廊下
- 階段
- 洗面所
には、
人感センサー付き足元灯
をおすすめしています。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 高気密住宅(C値0.7以下を目標)
を組み合わせることで、
夜でも安心して歩ける住まいになります。
夜中に転ばないことは、老後の健康を守ることにつながります。
足元灯は小さな設備ですが、ご夫婦の安心を大きく支えてくれる設備です。










