建て替え中の現場を見学する時、シニア施主はどこを見ればいいですか?プロが教えるチェックポイント
Q
71歳です。建て替え工事が始まる予定です。住宅会社から「いつでも現場を見に来てください」と言われましたが、何を見れば良いのか分かりません。専門知識はありませんが、施主として確認しておくべきポイントを教えてください。
結論
シニア施主が現場で一番見るべきなのは、「職人さんの仕事ぶり」と「整理整頓」です。
専門的な施工内容よりも、
- 現場がきれいか
- あいさつをしてくれるか
- 図面どおりに工事が進んでいるか
- 写真を残してくれるか
この4つを見るだけでも、
現場の品質はある程度分かります。
チェック① 現場が整理整頓されているか
良い現場は、
- ゴミが散乱していない
- 材料が整理されている
- 通路が確保されている
など、
安全に配慮されています。
現場のきれいさは、
仕事の丁寧さにつながることが多くあります。
チェック② 職人さんがあいさつしてくれるか
現場で、
「こんにちは。」
と自然にあいさつしてくれる職人さんなら、
近隣への配慮も期待できます。
反対に、
無言で作業を続ける現場では、
近隣トラブルにつながることもあります。
チェック③ 図面と違いがないか
専門的な施工は分からなくても、
例えば、
- 窓の位置
- ドアの位置
- コンセント位置
- ニッチ
- 収納
など、
ご自身が決めた内容は確認できます。
気付いたら、
早めに担当者へ相談しましょう。
チェック④ 写真を残しているか
見えなくなる部分は、
後から確認できません。
例えば、
- 基礎配筋
- 金物
- 断熱材
- 気密施工
- 配管
などを、
工事写真で記録している住宅会社は安心です。
「写真を見せてもらえますか?」
と聞いてみましょう。
チェック⑤ 雨対策
木材が雨に長時間さらされていないかも確認しましょう。
養生シートなどで、
適切に保護されていることが大切です。
チェック⑥ 現場の安全対策
例えば、
- 足場
- 手すり
- 仮囲い
- ヘルメット着用
など、
安全管理も確認しましょう。
安全な現場は、
品質管理もしっかりしている傾向があります。
職人さんへ直接指示しない
もし変更したいことがあっても、
その場で職人さんへ直接お願いするのではなく、
担当営業や現場監督へ相談しましょう。
現場で直接変更すると、
伝達ミスの原因になることがあります。
シニア世代が担当者へ確認したいこと
現場見学では、
次の質問がおすすめです。
- 今日の工事内容は?
- 次は何をしますか?
- 気密測定はいつですか?
- 完成検査はいつですか?
- 工事写真は見られますか?
現場見学は何回くらい?
おすすめは、
最低でも、
- 基礎完成
- 上棟
- 断熱施工後
- 完成前
の4回程度です。
それぞれ重要な工程です。
シニア世代におすすめの住宅性能
建て替えでは、
現場だけではなく、
性能も確認しましょう。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
これらが実際に施工されているか、
写真でも確認できると安心です。
法律・制度の根拠
工事は、
- 建設業法
- 建築基準法
などに基づき施工されます。
また、
住宅性能については、
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)
に基づき、
性能評価や検査が行われます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「現場へ行っても何を見ればいいか分からない」
というご相談をよくいただきます。
私たちは、
お客様が現場へ来られた際には、
その日の工事内容をご説明し、
写真でも進捗をご確認いただいています。
また、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 長期優良住宅
など、
見えなくなる部分も記録として残しています。
現場見学は、「施工ミスを探すため」ではありません。
**「自分たちの家が丁寧に造られていることを安心して確認する時間」**です。
ぜひ現場へ足を運び、
職人さんともコミュニケーションを取りながら、
完成までの家づくりを楽しんでいただきたいと思います。










