長男が家を相続し、次男は相続しない予定です。不公平にならないための生前対策はありますか?
Q
62歳です。実家を建て替え、将来は長男が住む予定です。一方、次男は県外に住んでおり、家を相続する予定はありません。このままだと相続で不公平になるのではないかと心配です。子ども同士が揉めないように、生前からできる対策はあるのでしょうか?
結論
建て替えで一番大切なのは、「家を誰が相続するか」ではなく、「家族全員が納得しているか」です。
長男が家を相続する場合でも、
- 現金
- 生命保険
- その他の財産
を組み合わせることで、
相続のバランスを取りやすくなるケースがあります。
「平等」ではなく、「納得できる公平」を目指すことが大切です。
なぜ揉めるの?
相続で最も多いトラブルは、
「家」そのものではなく、
財産の偏りです。
例えば、
- 長男は土地と家を相続
- 次男は何も相続しない
という状態では、
不公平感が生まれることがあります。
家は分けにくい財産
現金と違い、
住宅は簡単に半分へ分けられません。
そのため、
建て替え前から、
相続方法を考えておくことが重要です。
バランスを取る方法
例えば、
① 現金を残す
預貯金を次男へ配分する。
② 生命保険を活用する
生命保険金を、
家を相続しない子どもへ残す方法です。
現金で受け取れるため、
分けやすい財産になります。
③ 遺言書を作成する
親の意思を明確に残すことで、
相続トラブルを減らしやすくなります。
④ 家族会議を開く
最も重要なのは、
元気なうちに家族全員で話し合うことです。
「なぜこのような相続にしたいのか」
まで伝えておくことで、
納得感が生まれやすくなります。
建て替え前に確認したいこと
家族で、
次の内容を話し合いましょう。
- 家は誰が住むのか
- 家は誰が相続するのか
- 現金はどう分けるのか
- 生命保険はどうするのか
- 遺言書は作るのか
シニア世代が専門家へ相談したいこと
建て替え前に、
次の専門家へ相談すると安心です。
- 税理士
- 司法書士
- 弁護士(必要に応じて)
- ファイナンシャルプランナー
相続・税金・家族関係まで含めて考えましょう。
建て替えるなら資産価値も考えた住宅性能を
長男へ住み継ぐ家なら、
資産価値も大切です。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
長く安心して住み継げる住まいになります。
法律・制度の根拠
相続には、
- 民法(相続・遺留分・遺言)
- 相続税法
などが関係します。
なお、
子どもには一定の場合に遺留分という権利があります。
遺言があっても遺留分の問題が生じることがあるため、
家族構成に応じて専門家へ相談することをおすすめします。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「家は長男へ残したいけれど、他の子どもにも申し訳ない」
というご相談を多くいただきます。
私たちは、
建て替えでは、
建物だけではなく、
- 相続
- 遺言
- 生命保険
- 現金の配分
- 家族全員の想い
まで含めて考えることが大切だと思っています。
必要に応じて、
税理士・司法書士・ファイナンシャルプランナーとも連携し、
ご家族全員が納得できる形をご提案しています。










