将来売却することも考えています。バリアフリー設備は取り外せるように設計した方がいいですか?
Q
58歳です。今は元気ですが、老後を考えて平屋へ建て替える予定です。手すりやスロープなどのバリアフリー設備も考えていますが、将来子どもが売却することになった場合、「高齢者向けの家」と思われて売りにくくならないか心配です。最初から取り外せるように設計した方が良いのでしょうか?
結論
はい。将来の売却も考えるなら、「必要な時に追加・取り外しができる設計」にすることをおすすめします。
現在は元気でも、
10年後、20年後に、
- 手すり
- スロープ
- 段差解消設備
などが必要になる可能性があります。
一方で、
将来売却する際には、
一般的な住宅として使いやすい方が購入希望者の幅が広がります。
「可変性(変更しやすさ)」を考えた設計がポイントです。
最初から全部付ける必要は?
必ずしもありません。
例えば、
- 手すりは後から取り付ける
- スロープは必要になった時に設置する
という考え方もあります。
今は不要でも、
取り付けられる準備だけしておく方法がおすすめです。
手すり下地を入れておく
おすすめなのは、
壁の中へ、
手すり用の下地材
を入れておくことです。
必要になった時、
壁を壊さずに手すりを取り付けられます。
費用も比較的少なく済みます。
スロープも後付けできる
玄関前も、
将来スロープを設置できるスペースを確保しておくと安心です。
現在は階段だけにしておき、
必要になったらスロープを追加できます。
引き戸がおすすめ
将来も考えるなら、
- 玄関
- トイレ
- 洗面所
などは、
引き戸にしておくと、
車椅子にも対応しやすくなります。
また、
一般住宅でも人気があります。
間取りはシンプルに
売却も考えるなら、
特殊な介護専用住宅より、
一般の方も住みやすい間取りがおすすめです。
例えば、
- 平屋
- 2LDK〜3LDK
- 広めの廊下
- 段差なし
などは人気があります。
シニア世代が住宅会社へ確認したいこと
建て替え前に、
次の質問をしましょう。
- 手すり下地は入れられますか?
- 将来スロープを設置できますか?
- バリアフリー仕様を変更できますか?
- 将来売却しやすい間取りですか?
- 高齢者等配慮対策等級に対応していますか?
将来も価値が続く住宅性能
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
- 高齢者等配慮対策等級
これらは、
住みやすさだけでなく、
将来の資産価値にもつながります。
法律・制度の根拠
バリアフリー住宅は、
住宅性能表示制度
の
高齢者等配慮対策等級
で評価されます。
また、
建築基準法や、
バリアフリー関連の設計指針に基づいて計画されます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
50〜60代のお客様から、
「今は必要ないけれど、将来に備えたい」
というご相談を多くいただきます。
私たちは、
「今すべてを介護仕様にする」のではなく、
「必要になったらすぐ対応できる家」
をご提案しています。
例えば、
- 手すり下地
- スロープスペース
- 引き戸
- 段差のない設計
などは、
将来も、
一般住宅としても使いやすい設計です。
さらに、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 制震装置
- 断熱等性能等級6
- 長期優良住宅
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
を基本仕様とし、
住み続けても、売却しても価値が続く住まいをご提案しています。
本当に良いバリアフリー住宅とは、「高齢者専用の家」ではありません。
年齢や家族構成が変わっても、その時々の暮らしに合わせて変えられる家だと私たちは考えています。










