子どもに負担をかけないための「住み替え(一戸建て売却→シニア向けマンション)」という選択肢はどうですか?
A. 管理や介護の負担を減らせる有力な選択肢ですが、「マンションなら子どもに迷惑をかけない」とは限りません。
戸建てを建て替える以外にも、現在の家を売却し、駅や病院に近いマンション、高齢者向け住宅へ住み替える方法があります。
ただし、売却価格、毎月の管理費、将来の再売却まで確認しなければ、住み替え後に資金不足となる可能性があります。
住み替えのメリット
マンションや高齢者向け住宅には、次の利点があります。
- 庭や外壁、屋根を自分で管理しなくてよい
- ワンフロアで生活できる
- 防犯性を確保しやすい
- 駅、病院、買い物施設へ移動しやすい
- 建物の維持管理を管理組合などへ任せられる
- 子どもが草刈りや空き家管理をする負担を減らせる
車を運転できなくなった後も生活できる立地なら、子どもによる送迎の負担も減らせます。
購入後も毎月の支払いが続く
戸建てと違い、マンションでは住宅ローンを完済しても、次の費用が毎月必要です。
- 管理費
- 修繕積立金
- 駐車場代
- 固定資産税
- 火災・地震保険
- 高齢者向けサービス費
修繕積立金は、建物の老朽化や工事費上昇によって増額されることもあります。現在の金額だけでなく、長期修繕計画と将来の値上げ予定を確認しましょう。
例えば、管理費などの合計が月4万円なら、20年間で960万円です。購入価格だけで比較すると判断を誤ります。
今の戸建てが希望価格で売れるとは限らない
山梨県では、立地、接道、土地の広さ、建物の状態によって売却価格が大きく異なります。
「自宅が2,000万円で売れるから、そのお金でマンションを買う」という資金計画でも、実際の売却価格が1,500万円なら500万円不足します。
不動産会社の査定額ではなく、周辺の成約事例や売却までの想定期間も確認してください。建物の解体、測量、残置物処分、仲介手数料などが必要になる場合もあります。
マンションも相続後に売れない可能性がある
子どもの負担を考えるなら、購入するマンションの出口も重要です。
- 築年数が古い
- 管理状態が悪い
- 修繕積立金が不足している
- 駅や病院から遠い
- 駐車場を確保できない
- 相続後も管理費が発生する
このような物件は、所有者が亡くなった後も売却できず、子どもが管理費と固定資産税を払い続ける可能性があります。
建て替えと住み替えを同じ条件で比較する
比較する際は、今後20年間の総額を出します。
建て替えの場合
- 解体・仮住まい・引っ越しを含む建築総額
- 固定資産税
- 光熱費
- 修繕費
- 庭や建物の管理負担
住み替えの場合
- 売却後の手取り額
- マンション購入費
- 仲介・登記・引っ越し費用
- 管理費・修繕積立金
- 駐車場代
- 将来の売却可能性
デザインハウス甲府では、建て替えだけを前提にせず、リフォームや住み替えも含めて判断するべきだと考えています。
**子どもに負担をかけない家とは、新築の家でもマンションでもありません。親が管理できなくなった後、子どもが困らず処分できる住まいです。**建て替えと住み替えの20年間の総額、暮らしやすさ、最後の処分方法まで比較して決めましょう。










