Q.大手ハウスメーカーのブランドに安心を感じる人へ、社長はどう説明しますか?
A.ブランドに安心を感じることは、住宅会社を選ぶ理由の一つだと思います。そのうえで、どの仕組みに安心を感じているのかを具体的に確認していただきたいと説明します。当社についても、知名度への印象ではなく、性能の資料、契約内容、工事と入居後の対応で判断してください。
安心の中身を言葉にしてみてください
大手を選びたい理由には、名前を知っている、親が納得する、展示場で実物を見られる、保証の窓口が明確に思えるなど、いくつもの内容があります。それぞれに価値があるので、まとめてブランド料が無駄だと切り捨てることはしません。
まず、安心に必要な条件を3つ書いてみてください。例えば、耐震の根拠を確認できること、引き渡し後の相談先が分かること、途中で担当者が変わっても約束が引き継がれることです。条件が決まれば、大手と地域の会社を同じ質問で比較できます。
家族が有名な会社を希望しているときも、価格の話だけで説得しない方がよいと思います。何が不安なのかを聞き、倒産、施工、保証、支払いなどに分けます。一つの資料ですべてが解消するとは限りませんが、話し合う対象が具体的になります。
保証は年数と対象を分けて比較します
保証が長いことは検討材料になります。ただし、どの部分が対象で、延長の条件が何か、点検や有償工事が必要かまで確認してください。建物の保証、設備の保証、完成前の備えは、守る場面が異なります。同じ保証という言葉でも、内容は同じではありません。
例えば、設備の故障を心配しているのに、構造や雨漏りに関する保証の年数だけで安心してしまうと、期待と実際の対応がずれます。自分が困る場面を一つずつ挙げ、対象、連絡先、自己負担を聞くと比較しやすくなります。
当社についても、保証書や契約の条件を確かめてください。社長が大丈夫と言った、近くの会社だから安心という説明で終わらせるつもりはありません。地域の会社にも、資料で確認できることを示す責任があると考えています。
性能も、会社全体の印象と建てる家の計画を分けます。別の家の測定結果や展示場の快適さは参考になりますが、ご自身の図面、仕様、計算や測定の確認方法を聞いてください。会社の規模によらず、契約する住宅の内容を見ます。
総額の差が何を買う費用なのかを確認します
仮に同じ希望で500万円の価格差が出たとしても、全額がブランドによる差とは限りません。面積、設備、設計、工事範囲、検査、保証などが異なる可能性があります。一覧にして、その差が家族に必要かを判断することが先です。
差額を支払うことで、不安が減り、家族が納得して計画を進められるなら、それも選択の価値です。一方、説明を比べると不要だと分かった内容にまで、お金を使う必要はありません。安い方が正解、高い方が安心という決め方は避けたいと思います。
当社は、総額に何を含むか、性能をどう確認するかを公開し、比較の材料をお伝えする立場です。ただし、情報を公開しているだけで工事の結果が証明されるわけではありません。契約に落とし込み、工事の確認までつながっているかを見ていただきたいと思います。
面談では、「この会社でなければ不安な理由」と「どの会社でも確かめる条件」を分けて持参してください。当社の説明を聞いた後も、大手の体制や商品が自分たちに合うと判断することはあります。私は、名前への安心を無理に捨てていただこうとは考えていません。
山梨で長く住む家を選ぶなら、家族が納得できる根拠を残してください。ご自身の言葉で、なぜこの会社を選んだのか説明できること。その判断に必要な資料を出せるかどうかを、当社にも遠慮なく確認していただければと思います。
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