解体工事中に隣の家を傷つけてしまったら誰が補償するのですか?保険で対応できますか?
Q
72歳です。実家を建て替える予定ですが、隣の家との距離がとても近く心配です。もし解体工事中にブロック塀や外壁、車などを傷つけてしまった場合は、誰が補償するのでしょうか?建て主である私も責任を負うのでしょうか?
結論
通常は、工事中の事故は解体業者が加入している賠償責任保険で対応するケースが一般的です。
ただし、
保険に加入していない業者や、補償対象外となる事故もあるため、契約前の確認が非常に重要です。
シニア世代の建て替えでは、
「保険に入っていますか?」ではなく、「どこまで補償されますか?」まで確認することをおすすめします。
よくある事故
解体工事では、
次のような事故が起こることがあります。
- 隣家の外壁へ傷が付く
- ブロック塀が倒れる
- カーポートが破損する
- 駐車中の車へ飛散物が当たる
- ガラスが割れる
- 水道管・ガス管を破損する
狭小地ほど、
事故のリスクは高くなります。
誰が補償する?
一般的には、
工事に原因がある場合、
解体業者
が補償することになります。
そのため、
解体業者は、
請負業者賠償責任保険
などへ加入していることが一般的です。
建て主も責任を負う?
通常、
施工上の過失は、
施工会社が責任を負います。
しかし、
施主が無理な工事を指示した場合や、
契約内容によっては、
話し合いになるケースもあります。
そのため、
契約書の確認も重要です。
必ず確認したい保険
おすすめは、
次の保険加入を確認することです。
- 請負業者賠償責任保険
- 建設工事保険
- 労災保険
加入証明書を見せてもらうと安心です。
工事前の写真が重要
おすすめは、
解体前に、
隣家との境界を、
写真や動画で記録することです。
例えば、
- ブロック塀
- 外壁
- カーポート
- 門柱
などを撮影しておくと、
後のトラブル防止になります。
近隣あいさつも効果的
工事前に、
住宅会社や解体業者と一緒に、
近隣へあいさつをしておくことで、
万一の際も、
話し合いがスムーズになります。
シニア世代が確認したいこと
解体業者へは、
次のように確認しましょう。
- 賠償責任保険へ加入していますか?
- 保険金額はいくらですか?
- 加入証明書を見せてもらえますか?
- 万一の窓口は誰ですか?
- 近隣対応は誰が行いますか?
建て替えと一緒に考えたい住宅性能
新しい住宅では、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 長期優良住宅
をおすすめします。
安心して長く暮らせる住まいになります。
法律・制度の根拠
工事中の損害賠償については、
- 民法(不法行為・契約不適合責任等)
- 建設業法
などが関係します。
また、
工事業者は、
民間損害保険会社の
請負業者賠償責任保険
へ加入しているケースが一般的です。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
住宅が密集した地域での建て替えは多くあります。
私たちは、
解体前に、
- 近隣あいさつ
- 境界確認
- 写真撮影
- 保険確認
まで行ったうえで、
工事を開始しています。
また、
解体業者の保険内容も確認し、
万一の場合の連絡体制も整えています。
解体工事で一番大切なのは、「事故を起こさないこと」です。
しかし、
万一に備えて保険まで確認しておくことが、本当に安心できる建て替えにつながります。
シニア世代の建て替えでは、
価格だけではなく、
「もしもの時に誰が責任を持つのか」まで確認して住宅会社を選ぶことをおすすめします。










