シニア世代の建て替えで「補助金がもらえる会社」を選ぶのは危険ですか?見落としがちなリスクを教えてください。
Q
71歳です。建て替えを考えています。ある住宅会社から「補助金を最大限利用すれば、とてもお得に建てられます」と勧められました。補助金は魅力ですが、それだけで住宅会社を決めても大丈夫でしょうか?後で後悔しないために気を付けることを教えてください。
結論
補助金だけを理由に住宅会社を選ぶことはおすすめできません。
例えば、
110万円の補助金を受けられても、
- 見積金額が300万円高い
- 断熱性能が低い
- 気密測定をしない
- 耐震等級3ではない
のであれば、
長い目で見ると損をする可能性があります。
補助金は「住宅会社を選ぶ理由」ではなく、「良い住宅を建てるための後押し」と考えることが大切です。
一番多い勘違い
「補助金が110万円もらえるからお得」
と思って契約した結果、
他社より
本体価格が200〜300万円高かった
というケースもあります。
補助金は得をしても、
建築費全体では高くなることがあります。
補助金は毎年変わる
補助金制度は、
毎年度、
内容が変わります。
- 金額
- 対象住宅
- 対象世帯
すべて変更される可能性があります。
つまり、
補助金だけを前提に住宅会社を選ぶことは、
将来性がありません。
本当に見るべきポイント
住宅会社へは、
補助金より、
次の性能を確認しましょう。
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値はいくつですか?
- C値は全棟測定していますか?
- 第一種熱交換換気ですか?
- 長期優良住宅ですか?
補助金より、
住宅性能の方が、
何十年も価値があります。
光熱費の差は大きい
例えば、
断熱性能が低い住宅では、
毎月、
光熱費が
5,000〜15,000円
高くなるケースもあります。
30年間では、
数百万円
の差になる可能性もあります。
つまり、
補助金以上の差が、
住み始めてから生まれます。
気密測定をしているか?
ここも重要です。
住宅会社へ、
必ず確認しましょう。
「全棟気密測定していますか?」
測定していなければ、
本当に高性能住宅かどうかは分かりません。
おすすめは、
C値1.0以下
できれば、
0.7以下
です。
補助金が終わっても価値は残る?
補助金は、
一度もらえば終わりです。
しかし、
- 暖かい家
- 地震に強い家
- 光熱費が安い家
は、
何十年も価値が続きます。
ここが一番重要です。
シニア世代が確認したいこと
住宅会社へは、
次のように質問しましょう。
- 補助金がなくてもおすすめしますか?
- 性能を数値で見せてもらえますか?
- 他社との違いは何ですか?
- 気密測定していますか?
- 許容応力度計算ですか?
シニア世代におすすめの住宅性能
建て替えでは、
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
これらを備えた住宅なら、
補助金が終わっても、
価値は残り続けます。
法律・制度の根拠
補助金制度は、
国土交通省・経済産業省・環境省
が実施する
住宅省エネキャンペーン
などに基づいています。
住宅性能は、
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)
- 建築物省エネ法
などに基づき評価されます。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
「補助金があるからこの会社にします」
というご相談があります。
しかし、
私たちは、
補助金より住宅性能
を見ていただきたいと思っています。
おすすめは、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅
そして、
補助金は、
その高性能住宅を建てるための
「追い風」
として活用することです。
補助金は、数十万円〜百万円です。
しかし、
住宅性能は、
これから20年、30年、
ご夫婦の健康・光熱費・災害時の安心を支え続けます。
**建て替えで一番大切なのは、「補助金をもらうこと」ではなく、「補助金がなくても建てたいと思える住宅会社を選ぶこと」**です。










