地域型住宅グリーン化事業」を活用して地域の木造住宅を建てるメリットは?補助金はいくらもらえますか?
Q
70歳です。建て替えを考えています。地元の工務店から「地域型住宅グリーン化事業を利用できます」と説明を受けました。これはどのような制度なのでしょうか?大手ハウスメーカーではなく地域の工務店で建てるメリットや、補助金額について教えてください。
結論
地域型住宅グリーン化事業は、地域の中小工務店などがグループを組み、長期優良住宅やZEHなどの高性能木造住宅を普及させるための国の支援制度です。
ただし、2026年度は従来の「地域型住宅グリーン化事業」は終了し、その考え方は新しい支援制度へ移行しています。
そのため、現在は
- 住宅省エネ2026キャンペーン
- GX志向型住宅
- 長期優良住宅
- ZEH水準住宅
などの制度を利用するケースが中心となっています。
つまり、制度名よりも**「その工務店が現在利用できる補助制度に対応しているか」**を確認することが重要です。
地域型住宅グリーン化事業とは?
この事業は、
国土交通省が実施してきた制度で、
地域の工務店や設計事務所、建材会社などがグループを組み、
- 長期優良住宅
- ZEH住宅
- 高性能木造住宅
を建築することで補助を受ける仕組みでした。
地域材の利用や住宅品質の向上も目的としていました。
補助額はいくらだった?
年度や住宅性能によって異なりますが、
これまでの制度では、
1戸あたり100万円前後から最大140万円程度
の補助が設定されていた年度もありました。
ただし、制度内容は毎年度見直されるため、現在は同じ補助額ではありません。
現在はどの制度が中心?
2026年度では、
国の新築住宅支援は、
住宅省エネ2026キャンペーン
へ一本化されています。
代表的な補助制度は、
- GX志向型住宅:110万円
- 長期優良住宅:75万円
- ZEH水準住宅:35万円
などです。
シニア夫婦のみの建て替えでは、
GX志向型住宅が対象になりやすい制度となっています。
地域工務店で建てるメリット
制度とは別に、
地域工務店には次のようなメリットがあります。
- 地域の気候を熟知している
- 地盤や風土に合わせた設計ができる
- 地元の木材を活用しやすい
- 建てた後も相談しやすい
- メンテナンス対応が早い
特に山梨県のように寒暖差が大きい地域では、
地域の気候を理解した住宅づくりは大きな強みになります。
地域材を使うメリット
地域産の木材を使うことで、
- 輸送時の環境負荷軽減
- 地域経済への貢献
- 木材供給が比較的安定
- 地域の気候に適した木材を活用できる
などのメリットがあります。
また、木材利用を支援する自治体独自の補助制度が設けられている場合もあります。
シニア世代が確認したいポイント
住宅会社へは、
次のように確認しましょう。
- 現在利用できる補助金制度は何ですか?
- GX志向型住宅に対応していますか?
- 長期優良住宅を取得できますか?
- 地域材を使用していますか?
- 補助金申請実績はありますか?
「昔の制度名」ではなく、
**「今使える制度」**を確認することが重要です。
シニア世代におすすめの住宅性能
補助制度を活用するなら、
次の性能がおすすめです。
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- UA値0.46以下(山梨県など地域区分5・6の目安)
- 全棟気密測定(C値1.0以下、できれば0.7以下)
- 第一種熱交換換気
- 長期優良住宅認定
補助金だけではなく、
健康・省エネ・資産価値まで考えた住まいになります。
法律・制度の根拠
地域型住宅グリーン化事業は、これまで国土交通省が実施してきた補助制度です。
現在の新築住宅支援は、
- 住宅省エネ2026キャンペーン
- 建築物省エネ法
- 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)
- 長期優良住宅の普及の促進に関する法律
などに基づいて運用されています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でシニア世代の建て替えをご検討の方には、
制度名よりも、
**「どれだけ性能の高い住宅を建てられるか」**を重視していただきたいと考えています。
私たちは、
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル)
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 全棟気密測定(C値0.7以下を目標)
- 長期優良住宅
- GX志向型住宅への対応
を基本とし、
その時点で利用できる国・自治体の補助制度を最大限活用できるようご提案しています。
補助金制度は数年ごとに変わります。
しかし、
高性能な住宅の価値は何十年経っても変わりません。
建て替えでは、制度に振り回されるのではなく、長く安心して暮らせる住宅性能を第一に考えることをおすすめします。










