Q7. 65歳で建て替える場合、住宅ローンの最長借入期間は何年になりますか?
Q
65歳です。築50年の自宅を平屋に建て替えたいと考えています。住宅ローンを利用したいのですが、この年齢でも何年くらい借りられるのでしょうか?35年ローンは組めますか?
結論
65歳でも住宅ローンを利用できる可能性はありますが、借入期間は金融機関の「完済時年齢」によって決まります。
多くの金融機関では、完済時年齢を80歳または85歳未満としているため、65歳で借りる場合の借入期間は15年〜20年程度になるケースが一般的です。
一方、住宅金融支援機構の「リ・バース60」など、高齢者向け住宅ローンでは返済方法が異なるため、年齢による制約を受けにくい商品もあります。
一般的な住宅ローンの借入期間
住宅ローンは「何年でも借りられる」わけではありません。
金融機関は、
- 申込時年齢
- 完済時年齢
- 年収
- 健康状態
- 勤続年数
などを総合的に審査します。
一般的には、
- 申込年齢:70歳未満
- 完済時年齢:80歳未満
- または85歳未満
としている金融機関が多くなっています。
65歳なら何年借りられる?
例えば、
完済時年齢80歳
という条件なら、
65歳で借りられる期間は
最長15年間
になります。
また、
完済時年齢85歳
の金融機関なら、
最長20年間
借りられる可能性があります。
金融機関によって基準は異なるため、事前の確認が必要です。
35年ローンは組める?
65歳で一般的な35年ローンを組めるケースは非常に少なく、通常は完済時年齢の条件を超えてしまいます。
ただし、
- 親子リレーローン
- 親子ペアローン
などを利用することで、実質的に長期間の返済計画を組める場合があります。
一方で、子どもの将来の住宅購入や借入能力に影響する可能性もあるため、慎重な検討が必要です。
月々の返済額は期間で大きく変わる
例えば、
借入額2,000万円
金利年2.0%
元利均等返済の場合、
15年返済
約12万9,000円/月
20年返済
約10万1,000円/月
35年返済
約6万6,000円/月
借入期間が短くなるほど、毎月の返済負担は大きくなります。
そのため、シニア世代では「借入期間」だけでなく、「無理なく返済できる金額か」を優先して考えることが大切です。
シニア世代に選ばれている住宅ローン
65歳以上で建て替えを行う場合は、
次のような制度を利用する方も増えています。
- リ・バース60
- 高齢者向け返済特例
- 親子リレーローン
- 自己資金との併用
これらを組み合わせることで、毎月の返済負担を軽減できる可能性があります。
自己資金も重要
住宅ローンだけに頼るのではなく、
例えば、
建替え費用が2,500万円なら、
- 自己資金 1,000万円
- 借入額 1,500万円
とすることで、毎月の返済を抑えられます。
また、退職金をすべて建築費に使うのではなく、最低でも500万円、できれば1,000万円程度の生活予備資金を残すことをおすすめします。
法律・制度の根拠
住宅ローンの借入期間や完済時年齢は法律で一律に定められているわけではなく、各金融機関の融資基準によって決まります。
一方、住宅金融支援機構の**【フラット35】や【リ・バース60】**では、商品ごとの利用条件が定められています。
また、住宅ローン契約は民法に基づく金銭消費貸借契約であり、金融機関は金融庁の監督指針に基づき、返済能力を総合的に審査しています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県では、65歳を過ぎてから平屋へ建て替えるお客様が年々増えています。
その際に重要なのは、「最長何年借りられるか」ではなく、「毎月いくらなら安心して返済できるか」という視点です。
さらに、建て替える住宅は、
- 耐震等級3(許容応力度計算)
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 住宅内の段差5mm以下
- 廊下有効幅780mm以上
など、老後も安心して暮らせる性能を備えることが大切です。
建て替えは一度きりの大きな決断です。ローンの年数だけでなく、20年後、30年後の暮らしまで考えた資金計画をおすすめします。










