なぜ南道路の土地は人気なのか?
Q
土地探しをしていると、
「南道路は人気です」
「南道路は価格が高いです」
と言われることがあります。
なぜ南道路の土地はそんなに人気なのでしょうか?
A
結論から言うと、
日当たりが良いと思われているからです。
日本では昔から、
「南向き=良い」
という考え方があります。
洗濯物が乾く。
部屋が明るい。
冬でも暖かい。
そうしたイメージがあるため、
土地探しでも南道路は人気になっています。
実際、
南道路の土地は、
南側に大きな窓を配置しやすく、
日射を取り込みやすいというメリットがあります。
特に冬は、
太陽の光を室内へ取り込むことで、
暖房負荷を軽減できる場合もあります。
そのため、
昔から不動産会社も住宅会社も、
南道路をおすすめしてきました。
しかし、
ここで知っていただきたいことがあります。
それは、
南道路だから日当たりが良いとは限らない
ということです。
例えば、
南側に
- アパート
- マンション
- 3階建て住宅
が建っていたらどうでしょうか。
南道路でも日陰になることがあります。
また、
住宅街では将来建物が建つ可能性もあります。
今は日当たりが良くても、
10年後は分かりません。
さらに、
南道路にはデメリットもあります。
例えば、
道路からリビングが見えやすくなることがあります。
そのため、
カーテンを閉めっぱなしにする方もいます。
また、
外構費用が増えるケースもあります。
目隠しフェンスや植栽が必要になることもあるからです。
つまり、
南道路=正解
ではないのです。
私は土地探しで、
南道路かどうかより、
その土地でどんな暮らしができるか
の方が重要だと思っています。
例えば、
東道路でも明るい家は作れます。
北道路でも快適な家は作れます。
住宅設計によって、
暮らしやすさは大きく変わるからです。
だから私は、
土地選びで
「南道路だから買う」
という考え方はおすすめしていません。
大切なのは、
周辺環境や建物計画も含めて考えることです。
土地だけを見て判断すると、
後悔することがあります。
家づくりは、
土地探しではありません。
暮らし探しなのです。
深澤敏仁のひと言
「私は南道路が悪いとは思っていません。
実際に良い土地もたくさんあります。
ただ、
南道路だから良い土地だと思い込むのは危険です。
土地の価値は道路の向きではなく、
そこでどんな暮らしができるかで決まると思っています。
だから私は、
土地だけではなく、
家まで一緒に考えることをおすすめしています。」










