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階段の勾配(傾斜)を緩やかにする設計基準と、手すりの正しい設置位置。山梨県での建て替え窓口Q&A

 シニア世代の家では、階段の勾配はどれくらいが安全ですか?手すりはどこに付けるのが正解?

Q

70歳です。土地の関係で2階建てへの建て替えを考えています。住宅会社から「階段は少し緩やかにできます」と言われましたが、どのくらいの勾配が安全なのでしょうか?また、手すりは片側だけで十分ですか?

結論

シニア世代の住宅では、階段はできるだけ勾配を緩やかにし、手すりは両側に設置することをおすすめします。

目安としては、

  • 蹴上(1段の高さ):18cm以下(できれば16~17cm程度)
  • 踏面(足を乗せる奥行き):24cm以上(できれば27~30cm程度)

とすると、昇り降りの負担を軽減できます。

また、手すりは高さ75~85cm程度を目安に設置すると握りやすく、安全性が高まります。

なぜ階段で事故が多いの?

厚生労働省の統計では、

高齢者の家庭内事故の多くが

転倒・転落

によるものです。

特に、

階段は、

  • 足腰の筋力低下
  • 視力の低下
  • バランス感覚の低下

などにより、

転倒しやすい場所になります。

そのため、

建て替えでは階段の安全性が非常に重要です。

階段の勾配はどれくらい?

勾配は、

急になるほど危険性が高くなります。

おすすめは、

蹴上16〜17cm程度

踏面27〜30cm程度

です。

1段が低く、

足を乗せる部分が広いほど、

ゆっくり安全に昇り降りできます。

建築基準法では?

建築基準法施行令では、

住宅の階段について最低基準が定められています。

ただし、

これはあくまでも

最低限の基準

です。

シニア世代では、

法令ぎりぎりではなく、

余裕を持った寸法がおすすめです。

手すりは片側?両側?

おすすめは

両側設置

です。

片側だけでも法令上問題ない場合がありますが、

将来、

左右どちらの手でも支えられるよう、

両側へ設置すると安心です。

また、

将来、

片麻痺などがあっても利用しやすくなります。

手すりの高さ

一般的には、

75〜85cm程度

が握りやすい高さです。

また、

階段の始まりと終わりでは、

手すりを少し延長すると、

最初の一歩と最後の一歩が安定しやすくなります。

踊り場も大切

長い階段では、

途中に踊り場を設けることで、

万一転倒した際の転落距離を短くできます。

また、

途中で一度休憩できるため、

足腰への負担も軽減されます。

1階完結型もおすすめ

将来を考えるなら、

2階建てでも、

  • 寝室
  • トイレ
  • 洗面所
  • 浴室

をすべて1階へ配置する

1階完結型

がおすすめです。

高齢になってからは、

階段を使わなくても生活できるようになります。

住宅性能も重要

安全な階段だけではなく、

住宅全体の性能も大切です。

おすすめは、

  • 耐震等級3(許容応力度計算)
  • 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
  • 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
  • 段差5mm以下
  • 引き戸中心の設計

暖かい住宅は、

ヒートショック対策にもつながります。

法律・制度の根拠

住宅の階段は、

建築基準法施行令第23条に基づき、蹴上・踏面などの最低基準が定められています。

また、

高齢者向け住宅については、

**高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)**や、

国土交通省「住宅設計標準」

が参考になります。

デザインハウス甲府からのアドバイス

山梨県でも、

「土地が狭いので2階建てにしたい」

というお客様はいらっしゃいます。

その場合、

私たちは、

階段を「安全設備」と考えて設計しています。

おすすめは、

  • 緩やかな勾配
  • 両側手すり
  • 広めの踏面
  • 1階完結型の間取り

です。

さらに、

  • 耐震等級3
  • 断熱等性能等級6
  • 高気密住宅(C値1.0以下、できれば0.7以下)

を組み合わせることで、

将来まで安心して暮らせる住まいになります。

階段は毎日使う場所だからこそ、「法律を満たす」ではなく、「80歳でも安心して昇り降りできる」ことを基準に設計することが、後悔しない建て替えにつながります。

 

デザインハウス甲府
〒400-0118 山梨県甲斐市竜王1656-17
営業時間 9:00~18:00 / 定休日 水曜日

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