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コンセントや配管から空気が漏れる? 気密施工で見落としやすい場所は?

Q.コンセントや配管から空気が漏れる?
気密施工で見落としやすい場所は?

A.コンセントや配管の周囲は、気密層を通る位置や施工状態によって漏気の経路になることがあります。すべてのコンセントが同じリスクを持つわけではありません。空気を止める層がどこにあるかを図面で確認し、その層の接続と貫通部を隠れる前に確かめます。

見えている穴より気密層との関係を見る

壁の表面にコンセントがあっても、その奥を空気がどう通るかは壁の構成で変わります。気密層が室内側のシートにあるのか、別の面材にあるのかなどを確認します。部品の見た目だけでは、住宅の外側と空気がつながっているかを判断できません。

気密シートをコンセントボックスで切る場合は、シートとボックスまわりの連続性を確保する納まりが必要です。専用のカバーなどを使う方法がありますが、部材を付けるだけで完了とは限りません。接続や電線の通る部分まで確認します。

給排水管、換気ダクト、エアコン配管、電線などの貫通部も同様です。配管の外周と壁の間、スリーブと気密層の接続など、どこで空気を止めるかを決めます。断熱材を周囲に詰めただけで、必ず気密まで確保できるとは考えないでください。

室内の間仕切り壁にあるコンセントでも、その壁内が床下や小屋裏とつながっていれば、空気の経路になる場合があります。外壁のコンセントだけを数えるのでなく、壁の上下や接続部まで含めた納まりを確認することが大切です。

工事の担当が変わる場所を確認する

見落としやすいのは、設備の取付けや配線を後から行う場所です。大工工事で気密層を整えても、別の作業で切り込めば、その部分の復旧が必要です。作業する人と、復旧を確認する人を決めておくと、担当の境目で処理が抜けることを防ぎやすくなります。

設計段階では、配線を通す空間を気密層の室内側に確保したり、分電盤やコンセントの位置を調整したりする考え方があります。ただし、すべての住宅で同じ方法が適するとは限りません。壁厚、収納、設備の点検や構造との整合を設計者へ確認します。

隠れる前に確認したい場所

・コンセントやスイッチと気密層の接続。

・配管・配線・ダクトが気密層を通る周囲。

・床と壁、壁と天井、点検口などの取り合い。

・設備工事でシートを切った場所の復旧。

2×6の壁枠組み工法でも、枠材や面材の接続、窓まわり、設備の貫通位置を個別に確認します。枠組みがあることだけで、すべての接続が気密になったとはいえません。気密を担う材料を決め、それが途中で途切れない施工が必要です。

施工写真は、どの部屋のどの面かが分かる全体写真と、接続部が見える写真を合わせます。配管だけを写した近接写真では、気密層とつながっているか分かりにくいためです。工事中の確認記録を、気密測定の結果とともに残してもらいます。

漏気を疑う場合は、測定者に調べてもらいます。数値がよくても気になる場所があれば、局所の確認を相談してください。施主がコンセントを外したり、設備内に材料を詰めたりする対応は、電気や機器の機能に影響するため行いません。

気密の処理と、防水、防湿、防火の処理は、役割が重なる部分もありますが同じものではありません。空気を止めたという説明だけで、雨水や結露への対応まで済んだと判断せず、必要な性能をそれぞれ確かめます。

住宅会社には「気密層を通る設備の一覧と、周囲の納まりを見せてください」と依頼します。コンセントの数を減らして不便を我慢するより、必要な設備を使いながら性能を守る施工を確認することが重要です。

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参照資料 P02、P04、P05

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