なぜ間取りで暮らしが変わるのか?
Q
家づくりでは、
間取りが大切だと言われます。
でも、
部屋の配置が少し違うだけで、
本当に暮らしは変わるのでしょうか?
A
結論から言うと、
間取りとは家族の行動を決める設計図だからです。
多くの方は、
間取りを
「部屋の配置」
だと思っています。
もちろんそれも間違いではありません。
しかし私は、
間取りとは
家族の暮らし方そのもの
だと思っています。
例えば、
玄関から入ってすぐ洗面所へ行ける家。
帰宅したら、
手を洗う。
着替える。
リビングへ行く。
この流れが自然にできます。
一方、
洗面所が遠いと、
面倒になってしまうこともあります。
つまり、
間取りは行動を変えるのです。
また、
収納も同じです。
収納が使う場所の近くにあると片付きます。
遠いと散らかりやすくなります。
これも間取りの影響です。
さらに、
家族関係にも関係します。
例えば、
リビング階段。
子ども部屋へ行く時に必ずリビングを通ります。
すると自然に顔を合わせる機会が増えます。
逆に、
玄関から直接二階へ行ける間取りでは、
顔を合わせる機会が減ることもあります。
どちらが良い悪いではありません。
ただ、
間取りによって家族の関係は変わるのです。
また、
家事の負担も変わります。
例えば、
洗濯機。
物干し場。
ファミリークローゼット。
この動線が近ければ、
毎日の家事が楽になります。
1日5分短縮でも、
10年後には大きな差になります。
私はここが重要だと思っています。
多くの方は、
間取りを見る時に
「広い」
「狭い」
で判断します。
しかし本当に大切なのは、
暮らしやすいかどうかです。
例えば、
40坪の使いにくい家より、
30坪の使いやすい家の方が満足度は高いことがあります。
なぜなら、
人は面積で暮らすのではなく、
動線で暮らすからです。
私はよく、
間取りは家族の生活習慣を設計することだとお話しします。
家は毎日使います。
だから小さな使いやすさが、
大きな快適さにつながります。
家づくりで大切なのは、
おしゃれな間取りではありません。
家族に合った間取りです。
その間取りが、
10年後、20年後の暮らしを変えていくのです。
深澤敏仁のひと言
「私は間取りを考える時、
部屋の数より生活の流れを大切にしています。
なぜなら、
家は展示場ではなく暮らす場所だからです。
毎日の行動。
毎日の家事。
毎日の家族との時間。
それらを少しでも快適にすることが、
良い間取りだと思っています。
家づくりとは、
建物を作ることではなく、
暮らしを設計することだと思っています。」










