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品質管理をしている会社か?

Q. 本当に品質管理をしている住宅会社かどうかはどう見抜く?
A. 「職人の腕や社歴」という感覚的な言葉ではなく、「全棟気密測定などの数値」「第三者機関による多重検査体制」「施工記録・写真台帳の施主開示」という客観的な仕組みがあるかで見抜きます。
「うちはしっかり品質管理をしています」と口ではどの住宅会社も言います。しかし、壁や床を塞いでしまえば構造の欠陥や断熱の手抜きは見えなくなります。言葉だけでなく、品質を客観的に証明・管理する「具体的なシステム」が存在するかどうかが決定的な差になります。
本当に品質管理をしている会社と口先だけの会社の違い
チェック項目 本当に品質管理をしている会社 形骸化している(口先だけの)会社
気密測定(C値) 「全棟」で測定し、基準未達時は手直ししてクリア モデルハウスのみ、または「未測定」
構造計算 許容応力度計算による「耐震等級3」を全棟実施 簡易計算(壁量計算)のみ、または等級1相当
施工検査の体制 自社検査に加え、第三者機関の専門検査を標準化 社内チェックのみ(現場監督の目視だけで終了)
施工記録の開示 隠蔽部を含む全工程の施工写真を台帳化し施主へ共有 施主への報告が少なく、写真記録がほとんど残らない
施工マニュアル 釘ピッチや断熱・気密処理の標準施工要領書を統一 各職人の経験・感覚や自己流に施工を依存
品質管理の仕組みを見極める4つの核心ポイント
1. 「全棟気密測定(C値)」を標準で実施しているか
  • 気密性能(C値)は、図面上の計算ではなく「現場の大工・職人の施工精度」がそのまま数値として表れる唯一の指標です。
  • 全棟実測を行い、「C値0.7以下」などの基準を設け、クリアするまで隙間処理を徹底する会社は、現場の施工管理レベルが極めて高い証拠です。
  • 「うちは高気密だから測らなくても大丈夫」という会社は、品質管理を放棄していると判断できます。
2. 社内検査だけでなく「第三者機関の現場検査」を導入しているか
  • 自社検査だけでは、工期やコストの都合から手抜きや見逃しが起こるリスク(チェックの形骸化)を排除できません。
  • 配筋検査、構造金物検査、断熱検査、防水検査など、利害関係のない第三者機関の検査員が施工基準を満たしているか厳密にチェックする仕組みがあるかを確認します。
3. 隠れて見えなくなる部分の「施工写真記録」を残しているか
  • 基礎の配筋、耐力壁の釘の留め付けピッチ、金物の緊結、断熱材の充填状態、防水シートの重ね代など、完成後に見えなくなる重要箇所の写真を全棟で撮影・管理しているかを確認します。
  • 施主に対しても進捗報告として写真が開示される体制があれば、手抜き工事の抑止力になります。
4. 許容応力度計算による「耐震等級3」を標準化しているか
  • 木造2階建て住宅では「品確法」や「壁量計算」といった簡易な計算でも建築確認が通ってしまいます。
  • 本当に構造の品質を担保する会社は、柱や梁の1本1本にかかる力を立体的に解析する「許容応力度計算(構造計算)」を全棟で実施し、確実な耐震等級3を取得します。
品質管理体制を確かめるための質問リスト(初回相談用)
商談時に以下の質問を投げかけることで、その会社の品質管理の本気度が分かります。
  • 「気密測定(C値)は全棟で実施していますか?また、基準値を超えた場合はどのような対応をしますか?」
    → 実測の有無と、施工精度に対する責任感を確認します。
  • 「自社の現場監督による検査以外に、第三者機関による施工検査は何回入りますか?」
    → 多重チェックの仕組みがあるかをチェックします。
  • 「構造計算は、全棟『許容応力度計算』による耐震等級3ですか?」
    → 構造安全性へのこだわりを見極めます。
  • 「工事中に見えなくなる断熱材や耐震金物の施工写真は、引き渡し時にアルバムやデータでもらえますか?」
    → 施工記録の透明性を確かめます。
デザインハウス甲府の考え方
デザインハウス甲府では、「職人の勘」に頼る曖昧な家づくりを排除し、客観的な数値と第三者による厳格な品質管理を標準化しています。
  • 全棟気密測定(C値0.7以下保証):全棟で必ず気密測定を実施し、確かな施工精度を数値で施主に証明します。
  • 許容応力度計算による耐震等級3+制震装置evoltz:全棟で許容応力度計算を実施した強固な2×6工法に、ドイツ製制震ダンパーを標準搭載。
  • 第三者機関による多重検査と全棟完成保証:施工ミスを許さない第三者検査体制を整え、万が一のリスクに備えた完成保証も標準付帯。
  • 断熱等級6・第1種熱交換換気の徹底施工:計算上のUA値だけでなく、現場での断熱欠損や隙間を徹底的に防ぐ施工マニュアルを厳守しています。
よくある質問
Q. 大手ハウスメーカーなら品質管理は完璧ですか?
A. 大手であっても、実際に施工するのは地域の協力業者や下請けの大工です。システム化は進んでいますが、全棟でC値実測を行っていないメーカーも多いため、最終的には「その会社が全棟で何を測定・検査しているか」で判断する必要があります。
Q. 現場監督が1人で何十棟も掛け持ちしている会社は危険ですか?
A. 危険です。監督が1人で常時15〜20棟以上を掛け持ちしていると、現場へ行く頻度が減り、大工任せになって施工ミスが見過ごされやすくなります。1人の監督が同時に受け持つ現場数が5〜8棟程度に抑えられている会社が理想的です。
Q. 第三者検査を施主が自費で依頼するのは失礼ですか?
A. 全く失礼ではありません。品質に自信がある優良会社であれば歓迎します。逆に、施主側の第三者インスペクションの立ち入りを露骨に嫌がる会社は注意が必要です。
結論
住宅の品質は、「良い材料を使うこと」だけで決まるのではなく、「設計通りの性能を現場でミスなく再現・検査・記録できているか」で決まります。
営業マンの「大丈夫です」「しっかりやります」という言葉を鵜呑みにせず、全棟気密測定・許容応力度計算・第三者検査・施工写真の開示という客観的な品質管理システムを持っている会社を選びましょう。
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