帰宅後すぐに手が洗える「玄関洗面」はシニア住宅にも必要ですか?
Q
70歳です。建て替えを計画しています。最近は玄関の近くに洗面台を設置する「玄関洗面」が人気だと聞きました。子育て世代向けの設備だと思っていましたが、シニア夫婦の家にも必要でしょうか?どんなメリットがありますか?
結論
玄関洗面は、シニア世代にも非常におすすめの設備です。
子どものためだけではなく、
- 外出後すぐに手洗い・うがいができる
- 感染症対策になる
- 庭仕事や散歩の後に便利
- 来客も洗面所を通らずに手洗いできる
など、毎日の暮らしを快適にするメリットがあります。
建て替えるなら、玄関から2〜3歩で使える位置に設けることをおすすめします。
なぜシニア世代にも便利なの?
年齢を重ねると、
感染症は重症化しやすい傾向があります。
外出先から帰宅したら、
すぐに手洗いをする習慣は、
健康管理にも役立ちます。
また、
畑仕事やウォーキングの後でも、
リビングへ入る前に手を洗えるため、
室内を清潔に保ちやすくなります。
玄関洗面のおすすめ位置
おすすめは、
玄関から2〜3歩以内です。
例えば、
玄関を入ってすぐ横、
または玄関ホールの一角に設置すると、
帰宅後の動線がとてもスムーズになります。
「玄関 → 洗面 → リビング」
という流れが理想です。
来客にも使いやすい
洗面所が脱衣室と一緒になっていると、
来客時に使いづらいことがあります。
玄関洗面なら、
生活空間へ入らずに手洗いができるため、
お客様にも気兼ねなく使っていただけます。
最近では、
独立型の洗面スペースを採用する住宅も増えています。
洗面台はどれくらいの大きさ?
シニア住宅なら、
幅75〜90cm程度
の洗面台が使いやすいでしょう。
また、
鏡の下に小物収納を設けると、
薬やマスクなどもまとめて収納できます。
バリアフリーも考える
玄関洗面は、
将来車椅子でも使えるように、
- 足元にスペースを確保
- 水栓はレバー式
- 段差5mm以下
などを意識すると安心です。
また、
洗面の前は、
直径150cm程度のスペースがあると、車椅子でも方向転換しやすくなります。
生活動線も短くなる
玄関洗面は、
- 帰宅
- 手洗い
- トイレ
- リビング
までの動線を短くできます。
シニア住宅では、
歩く距離を短くすることが、
毎日の負担軽減につながります。
高性能住宅と組み合わせる
玄関付近は、
冬に寒くなりやすい場所です。
そのため、
- 断熱等性能等級6(HEAT20 G2レベル・UA値0.46以下が目安)
- 気密測定によるC値1.0以下(できれば0.7以下)
- 第一種換気(熱交換型)
を採用すると、
玄関や洗面所の温度差を少なくし、
ヒートショック対策にもつながります。
法律・制度の根拠
玄関洗面そのものを義務付ける法律はありません。
しかし、
高齢者が使いやすい住宅については、
**高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)**や、
国土交通省「住宅設計標準」
で、移動しやすい動線や使いやすい設備計画が推奨されています。
デザインハウス甲府からのアドバイス
山梨県でも、
玄関洗面は子育て世代だけでなく、
シニア世代にも人気が高まっています。
私たちは、
「帰宅したら、すぐ手を洗える家」
をおすすめしています。
また、
- トイレ
- 洗面
- 寝室
を近くに配置することで、
生活動線も短くなります。
さらに、
- 耐震等級3
- 断熱等性能等級6
- 高気密住宅(C値1.0以下、できれば0.7以下)
を組み合わせることで、
一年中快適で健康的な住まいをご提案しています。
玄関洗面は、子育て設備ではありません。
これからのシニア住宅では、「健康を守る設備」の一つとして考えることをおすすめします。










