なぜ昔の田んぼは注意が必要なのか?
Q
土地探しをしていると、
「ここは昔、田んぼでした」
と言われることがあります。
田んぼだった土地は安いこともありますが、
なぜ注意が必要なのでしょうか?
A
結論から言うと、
田んぼは元々、水をためるために作られた土地だからです。
まず誤解してほしくないのは、
田んぼだった土地が全て悪い土地ではありません。
実際に多くの住宅地が、
昔は田んぼや畑だった場所に作られています。
問題は、
その土地の特徴を知らずに購入することです。
田んぼは、
農作物を育てるために水をためる場所です。
つまり、
もともと地面が柔らかいことがあります。
そのため、
住宅を建てる時には、
地盤調査を行うと地盤改良が必要になるケースがあります。
例えば、
土地は200万円安かった。
しかし、
地盤改良費が150万円かかった。
こうなると、
思ったほどお得ではなくなります。
また、
田んぼだった土地は、
地下水位が高いこともあります。
すると、
- 湿気
- 排水計画
- 地盤の安定性
などを考慮する必要があります。
さらに、
大雨の時に周辺の水が集まりやすい場所もあります。
だから私は、
田んぼだった土地を見る時は、
周辺環境まで確認することをおすすめしています。
ここで大切なのは、
「田んぼだったから買わない」
ではありません。
本当に重要なのは、
なぜ田んぼだったのかを知ることです。
例えば、
平坦で暮らしやすい土地もあります。
一方で、
水が集まりやすい低地もあります。
同じ田んぼでも条件は全く違います。
だから私は、
土地探しで必ず
- 地盤調査
- ハザードマップ
- 周辺地形
を確認することをおすすめしています。
土地には履歴があります。
そして、
その履歴が将来の安心に関係することがあります。
私はよく、
家づくりは建物選びではなく、
土地選びから始まるとお話しします。
どんなに良い住宅でも、
地盤や立地を無視しては安心できません。
だからこそ、
昔の土地利用を知ることも大切なのです。
深澤敏仁のひと言
「私は土地を見る時、
今の姿だけではなく、
昔どんな土地だったのかを気にしています。
なぜなら、
土地は過去を消せないからです。
田んぼだったことが問題なのではありません。
その特徴を理解しているかどうかが大切なのです。
家づくりは建物だけではなく、
土地の歴史まで考えることが重要だと思っています。」










